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2015.06.06 07:00  NEWSポストセブン

これも時代の変遷か? 各局で激増する“ママアナ”事情

 また、この春から『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)のアシスタントをしている読売テレビの林マオアナは、実は既にママアナ。時折、ママとしてコメントしていて、これが視聴者にとても評判がいい。初代アシスタントの森若佐紀子アナもママになり、現場復帰…と、各局、ママアナを挙げだしたらキリがないほどなのである。

 では、女子アナ界に、今いくよさんのような先輩は果たしていたのだろうか。

 私が知る限り、答えはNOだ。アラフィフ、アラ還の仕事を続けている女子アナで、出産している人は皆無と言っていいし、結婚すらしていない人が少なくない。

 そんなだから、出産事情を理解する人も、そうはいなくて、過去にはいくつかの“事件”があった。

 ある局の女子アナだったAが、まだ乳児の子供を連れて、古巣のアナウンス室に遊びに来た際、激怒して追い返したのは、その局の“お局アナ”だった。

 同僚アナたちがAと赤ちゃんを囲み、「かわいい、かわいい」と大騒ぎになっているのを見た“お局”が「遊んでるんじゃないわよ!」と一喝したそうで、Aは泣きながら帰ったという。5~6年前の話だ。

 同じ局の話だが、入社早々結婚、妊娠し、産休を経て現場復帰するもほどなく第2子を妊娠、そして退社してしまった女子アナに対し、苦い顔をしていた男性幹部も知っている。「あんなに苦労して入ったのに、もったいない。我々だって、何千人の中から彼女を採用したのに、こんなに休まれちゃかなわない。だったら他の子を採れば良かったと思ってしまう」と…。

 いまなら問題視されてしまいそうな発言だが、この話も10年ほど前の話である。10年前でこれなのだから、15年前、20年前となれば、出産を選ぶのなら退社…となっても仕方がないし、戻ろうったって戻る場所はなかったのだろう。

 一般企業とて、産休や、復帰後のママたちの“肩身の狭さ”や、それに対する同僚や上司の冷たさはいまも少なからず問題になっている。

 だが、「出産はキャリアをストップすること」という根強い概念はテレビ局のほうが一般企業より高いように私には思えてならない。

 出産し、復帰を果たし、何もかも手に入れたかのように見えている女子アナたちも、そして彼女たちを迎えた現場も“小さな苦労”は抱えているのである…。

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