木村拓哉が14年連続1位のまま終了した、雑誌『an・an』の『好きな男ランキング』(年度によっては『抱かれたい男』『寝たい男』などの名称も)も、田原俊彦という存在が大きな意味を持っているという。
「1985年は山崎努(当時49)、1986年は岩城滉一(当時34)が1位でした。つまり、年輩の俳優が獲得しており、アイドルの付け入る隙はなかった。しかし、1987年に田原俊彦(当時26)が初めて1位になったことで、女性の価値観の変化を感じさせました。その後、田原は4年連続で1位を獲得。田原がいなければ、キムタクの14年連続1位という偉業は生まれなかったかもしれません」(同前)
1994年にジャニーズ事務所を独立した田原。しかし、歌やドラマに限らず、あらゆる分野でジャニーズの礎を築いた事実は、今も色褪せない。