芸能

がん再発の不安尽きず孤独だった森進一に希望を与えた39才OL

年下恋人ができて明るくなったという森進一

 歌手・森進一(67才)に新たな恋人が発覚した。お相手は、39才のOLで実に28才年下、2年近くの交際だという。

 2005年に森昌子(56才)との19年にわたる結婚生活に終止符を打って以降、森の私生活は寂寥としていた。知人によれば、公演時期を除いた彼の一日のスケジュールは、判で押したように以下の繰り返しだという。

 朝4時起床。仏壇に炊きたての白米を供える。30分のウオーキングののち、シャワーを浴びて朝食。掃除洗濯、花の水やり。10時から読書。12時に昼食を済ませ、外で仕事の打ち合わせなど。17時に帰宅。自炊の夕食。21時就寝──。

 6月末、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した森は、ある日の夕食の献立を紹介した。白米と焼き魚、きんぴらごぼう、肉じゃが、味噌汁。残った分はパックして冷蔵庫に入れ、翌日食べるという。大豪邸で、たったひとりで。

「森さんは人の集まる飲み会などにはまず顔を出しません。外食も基本はひとり。昔から“生と死とは”とか、“人の業とは”といった話が多い。歌手もいいけど坊さんになればよかったねといわれる人です」(音楽関係者)

 前妻の元で暮らした3人の息子たちは、既に独立している。長男でロックバンド『ONE OK ROCK』のボーカル・TAKA(27才)を含め、子供らとの関係は悪くない。森の家に遊びにくることもある。しかし、泊まることはない。

 森の生活は、高齢化の進む日本社会を象徴している。現在この国の65才以上の高齢者は3300万人。過去最高の数字である。その高齢者のうち、独身者は550万人。

 8年前、上野千鶴子著『おひとりさまの老後』(文藝春秋)がベストセラーになり、今年4月の下重暁子著『家族という病』(幻冬舎)は50万部を超えた。

「ひとりで自由きままな老後生活を満喫すべし」
「家族というしがらみから脱せよ」

 両書が説く主張に、家事、料理、人との交際まで、ひとりで生きる術を有する女性たちは喝采を送った。しかし、男はどうか。妻が去ると、料理もできず、主食はコンビニ弁当に。酒量は増え、洗濯やアイロンもままならないまま不摂生が続く。

 熟年離婚した男性は、有配偶者に比べて9年も寿命が縮まるというデータもある。“おひとりさま”を好み、アイロン掛けをする森だが、高齢者の不安から逃れられない。20年以上C型肝炎の闘病を続け、体調は長く安定しなかった。3年前には肺がんの手術をした。いつ再発するか、不安は尽きない。

「数年前、夜中に階段から転げ落ちて、肋骨を折りました。翌日マネジャーが仕事の迎えに来るまで身動きがとれなかった。携帯で連絡もできなかったそうです」(森の知人)

 ひとり暮らしの心掛りを森は知人に漏らしたという。おれは、このままひとりで朽ちていくのか──。

 その森に、一条の光を射しこんだのが、芸能人ではない39才のOLだった。

「彼女と出会って、森さんはずいぶん変わりました。明るくなった。“誰かと一緒にご飯を食べるっていいもんだよね”って、しみじみと。海外へ一緒に行く計画も立てているみたいですよ。“どこがいいかなぁ”と、話してました」(森の知人)

※女性セブン2015年8月20・27日号

あわせて読みたい

関連記事

トピックス

硬式野球部監督の退任が発表された広陵高校・中井哲之氏
【広陵野球部・暴力問題で被害者父が告白】中井監督の退任後も「学校から連絡なし」…ほとぼり冷めたら復帰する可能性も 学校側は「警察の捜査に誠実に対応中」と回答
NEWSポストセブン
隆盛する女性用ファンタジーマッサージの配信番組が企画されていたという(左はイメージ、右は東京秘密基地HPより)
グローバル動画配信サービスが「女性用ファンタジーマッサージ店」と進めていた「男性セラピストのオーディション番組」、出演した20代女性が語った“撮影現場”「有名女性タレントがマッサージを受け、男性の施術を評価して…」
NEWSポストセブン
『1億2千万人アンケート タミ様のお告げ』(TBS系)では関東特集が放送される(番組公式HPより)
《「もう“関東”に行ったのか…」の声も》バラエティの「関東特集」は番組打ち切りの“危険なサイン”? 「延命措置に過ぎない」とも言われる企画が作られる理由
NEWSポストセブン
海外SNSで大流行している“ニッキー・チャレンジ”(Instagramより)
【ピンヒールで危険な姿勢に…】海外SNSで大流行“ニッキー・チャレンジ”、生後2週間の赤ちゃんを巻き込んだインフルエンサーの動画に非難殺到
NEWSポストセブン
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
NEWSポストセブン
Benjamin パクチー(Xより)
「鎌倉でぷりぷりたんす」観光名所で胸部を露出するアイドルのSNSが物議…運営は「ファッションの認識」と説明、鎌倉市は「周囲へのご配慮をお願いいたします」
NEWSポストセブン
逮捕された谷本容疑者と、事件直前の無断欠勤の証拠メッセージ(左・共同通信)
「(首絞め前科の)言いワケも『そんなことしてない』って…」“神戸市つきまとい刺殺”谷本将志容疑者の“ナゾの虚言グセ”《11年間勤めた会社の社長が証言》
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“タダで行為できます”の海外インフルエンサー女性(26)が男性と「複数で絡み合って」…テレビ番組で過激シーン放送で物議《英・公共放送が制作》
NEWSポストセブン
ロス近郊アルカディアの豪
【FBIも捜査】乳幼児10人以上がみんな丸刈りにされ、スクワットを強制…子供22人が発見された「ロサンゼルスの豪邸」の“異様な実態”、代理出産利用し人身売買の疑いも
NEWSポストセブン
谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン