美智子さまは10月20日に、81才の誕生日を迎えられた。それに際し、秋篠宮家の長女・眞子さまと次女・佳子さまについて、文書で次のように述べられている。
《佳子はこの1年、受験、成年皇族としての公務、新しい大学生活と、さまざまな新しい経験を積み、また時に両親に代わって悠仁の面倒をみるなど、数々の役目を一生懸命に果たして来ました。眞子が帰って来てホッとしていることと思います》
この言葉に、美智子さまのある真意が窺えると、ベテラン皇室記者は言う。
「ホッとされたのは、美智子さまも同じでしょう。今後、眞子さまには公務に専念してほしい、佳子さまには学業に専念してほしいという思いを美智子さまはお持ちなのだと思います」
眞子さまの公務が注目されることは、佳子さまを世間の視線から守ることにもなる。それに、そもそも眞子さまは、皇室にとって“即戦力”と見られてきた。
「学生の頃から、ご両親と公務に励まれていたので、今はおひとりでもなんの心配もない。先日のように、同じ日に、秋篠宮さまと眞子さまは仙台で、紀子さまは島根でといった具合に、公務を分担できるようになりました。以前は断らなくてはならなかった場所へも、手分けして出かけられるようになったのです」(宮内庁関係者)
美智子さまの安堵の理由は、頼れる内親王が戻ってきたからだけではない。初孫である眞子さまへの“特別な思い”もあろう。
「眞子さまがお生まれになったときには、ベビーベッドやベビーだんす、手編みのニットワンピースを、1才のお誕生日にはお絵かきセットなどを贈られています。
また、眞子さまが中学生になられると、両陛下が精力的に続けられている“巡礼の旅”にもお連れになった。これは、秋篠宮家の長女である眞子さまには公務をしっかりと果たしてほしいという考えのあらわれだったのでしょう。
一方でまだ学生の佳子さまには、学業に専念していただく。そうした“役割分担”をしてほしいという思いは、おふたりにもしっかり伝わっているはずです。
与えられた役割が違うのは、姉妹にとっては当然のこと。そうした幼い頃からの教えがあるからこそ、絆は弱くなるどころか、一層強くなっているのではないでしょうか」(前出・ベテラン皇室記者)
※女性セブン2015年11月17日号