芸能

ベッキー騒動 結婚後に「運命の恋」を感じる人は増えている

ベッキーの胸の内は

 正月早々、不倫騒動に見舞われているベッキーだが、バッシング報道も含めスキャンダルの余波は収まる気配がない。

『不倫の恋で苦しむ女たち』、『復活不倫』など男女関係の著書が多いライターの亀山早苗氏は、今回の出来事をどう見ているのか。

 * * *
 スキャンダルがまったくなく、好感度の高いタレントとして知られるベッキーさん(31)が、ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音さん(27)との不倫を報じられた。正直、これほどまでの大ごとになるとは思っていなかったので、個人的には少なからず驚いている。

 1月6日に会見を開いたベッキーさんは、痛々しくさえ見えた。マスコミはこぞって叩き続けている。中には「汚れたベッキー」などとタイトルをつけてネットで記事を配信しているところもあり、いくらなんでも、そういう言い方はないだろうと、その無情な言葉の選択に腹が立ってきてしまった。10社あったCMも減少しそうではある。

 だが、一般的には比較的、冷めた反応が多い。いわく「事務所の力が弱かった」「スポンサー対応としては、あの会見もしかたがない」などなど。一般人は、すでにタレントと事務所とスポンサーのありようを把握しているのである。

 不倫の取材を続けて、17年になる。携帯電話やスマホというツールがあることによって、不倫のありようは大きく変わった。

 今回もLINEでのふたりのやりとりがスクリーンショットされ、公開されている。男性側のスマホを撮影したもののようだ。周りの男性たちからは、「危ないなあ、気をつけよう」とつぶやく声しきり。自分に何らかの関係がある番号をパスワードにしている人が多いため、配偶者としては、よく考えれば案外簡単にロックを解除できるものなのだ、実は。

 不倫は、どの立場になるかによって見方が変わってくる。一般論ではあるが、男性側になれば、「すでに妻との関係は破綻しているところに恋が始まった」のかもしれないし、女性側にすれば「最初は結婚していると知らなかった。だが知ったあとも好きだったから別れることはできなかった」可能性もある。妻から見た場合だけが、「裏切り」なのである。

 不倫は犯罪ではない。民法第770条には、「夫婦の一方は以下の場合に限り、離婚の訴えを提起することができる」とあり、そのひとつに「配偶者に不貞な行為があったとき」という項目がある。つまり、不倫を知って断罪できるのは配偶者だけ。はたがとやかく言うことではあるまい。

「糟糠の妻を裏切った」として、川谷さんも「世間」から非難されるのだろうが、「世間」は彼を非難する資格などないのだ。お互いに仕事上、「自らが商品」なだけに「世間」を気にするのはわかるが、本当は「そんなことはどうでもいい」のである。

関連記事

トピックス

若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「正しい保守のあり方」「政権の右傾化への憂慮」などについて語った前外相。岩屋毅氏
「高市首相は中国の誤解を解くために説明すべき」「右傾化すれば政権を問わずアラートを出す」前外相・岩屋毅氏がピシャリ《“存立危機事態”発言を中学生記者が直撃》
NEWSポストセブン
3児の母となった加藤あい(43)
3児の母となった加藤あいが語る「母親として強くなってきた」 楽観的に子育てを楽しむ姿勢と「好奇心を大切にしてほしい」の思い
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
神戸ストーカー刺殺“金髪メッシュ男” 谷本将志被告が起訴、「娘がいない日常に慣れることはありません」被害者の両親が明かした“癒えぬ悲しみ”
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン