■年下より年上がダメ!

 パート主婦のB子さん(38才)は3年前、大手化粧品メーカーに勤める夫の浮気相手の素性を知った時、膝から崩れ落ちた。

「百貨店の化粧品売り場のチーフ。問題は、彼女が自分より年上で、しかも美人ではなかったんです。相手が若くてチャラチャラした子なら“どうせ遊びだ”と思えた。でも、年上だと…。浮気ではなく本気も入ってるのかと狂いそうでした。絶望的になって、その後、離婚しました」

 不倫相手が年上の場合の方が許せないという女性の他の意見。

「若いホステスと怪しかった時は“男はそういう生き物”と割り切れた。でも、別部署の女上司と浮気していたことがわかった時はどん引き。夫をたぶらかしたように思えて、女を許せなかった」(36才派遣社員)

 前出・片田さんが語る。

「人間は他者との比較によって自分の優位性を確認する生き物です。美人ではなく年上の女性に夫をとられると全てに負けた気になってしまう。自分の価値を貶められた、と。美人に取られる以上に許せないわけです」

■既婚者はOK。独身はNG

 相手が結婚しているかどうかで判断が分かれるという女性もいた。生保レディーのC子さん(42才)は、銀行員の夫が元同僚と浮気していたことを知った時のショックをこう語る。

「何が嫌かって、彼女が独身だったから。向こうにも家庭があって、ダブル不倫ならあくまで火遊びで、離婚にならないじゃないですか。全てを捨てて一緒になる、みたいな覚悟はないだろうから。でも、独身となると、互いに歯止めが利かない気がして…」

 夫婦仲は極限まで冷え切っているが、絶対に離婚はしないという。

「夫への復讐です。私が妻でいる限り、向こうとは結婚できないので」(C子さん)

※女性セブン2016年3月3日号

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