3月30日、藤原紀香(44才)と片岡愛之助(44才)が結婚した。昨年6月に熱愛が発覚してから9か月でのゴールインとなる。ふたりの理想は大スター・萬屋錦之介(享年64)と大女優・淡路恵子(享年80)の夫婦のカタチだという。
「結婚しても、お互い高めあいながら第一線で活躍していきたいと考えているようです」(ふたりの知人)
ふたりが結婚に至るまでには紆余曲折があった。交際発覚当初、愛之助の周囲から祝福の声はあまり聞こえてこなかった。
「愛之助さんは熊切あさみさん(35才)との二股交際が騒がれましたし、一方の紀香さんも歌舞伎役者のパートナーとしては目立ちすぎる。それに、お互い40代半ばに差し掛かっての交際とあって、愛之助さんの跡継ぎを望む人たちからの強い反対もありました」(歌舞伎関係者)
梨園の妻は、“出しゃばらずに夫を立てる”ことが何よりも求められる。舞台中はロビーや客席に出向いて贔屓筋のおもてなしをし、毎日のようにお礼状を執筆するなど、裏方の仕事が山ほどある。
服装も贔屓筋の妻や、序列が上の役者の妻より華やかで高価な着物で目立つのは厳禁。常に“派手すぎず、地味すぎず”という微妙なさじ加減が求められる。
「華やかな芸能界のど真ん中にいる紀香さんが本当に梨園の妻としての役割をこなせるのか、周囲は疑問に思っていましたし、続かないだろうという人も少なくなかった」(前出・歌舞伎関係者)