国内

7年ぶりに宮中祭祀の雅子さま 戸惑いを抱いた理由は

7年ぶりに宮中祭祀に臨まれた雅子さま

 雅子さまは4月3日、皇居・宮中三殿で7年ぶりに宮中祭祀に臨まれた。

「4月3日は初代天皇である神武天皇の命日で、毎年、その御霊に祈りを捧げる儀式・神武天皇祭が宮中三殿で行われます。今年は没後2600年と節目の特別な年にあたり、天皇皇后両陛下は奈良県の神武天皇陵まで赴かれました。そのため、例年は両陛下が務められる拝礼を、皇太子ご夫妻が名代として果たされたのです。神武天皇祭は、年間およそ20ある宮中祭祀の中でも大変重要なもの。その祭祀に雅子さまがお出ましになったというのは大きな意味合いを持つのです」(皇室記者)

 宮中祭祀とは、天照大神が祀られている賢所、歴代天皇・皇族が祀られている皇霊殿、神殿からなる宮中三殿で行われる祭儀のことだ。

「宮中祭祀で祈るのは、端的にいえば国家の安寧、国民の幸せ、世界の平和ということに尽きます。国民とともにある皇室を願われる両陛下は、宮中祭祀を最も重要な私的なお務めと位置づけられ、決して休んだり、疎かにしないという姿勢を貫いてこられました」(皇室ジャーナリスト・神田秀一氏)

 ところが、雅子さまは、皇室に嫁がれて以来、宮中祭祀に消極的だとされてきた。

「海外での生活が長く、帰国子女でキャリアウーマンという経歴の雅子さまにとって、宮中祭祀という“神事”はなかなか理解することが難しいといわれてきました」(宮内庁関係者)

 実際、雅子さまが宮中祭祀に臨まれたのは、最近では2009年1月の昭和天皇二十年式年祭。その前は、2003年9月の秋季皇霊祭・秋季神殿祭にまで遡る。ここまで大きな“距離”ができてしまった理由を、単に雅子さまが神事になじめないということだけで片付けることはできないだろう。

「理由の1つとして考えられるのは、宮中祭祀に『潔斎(けつさい)』が伴うことです」(前出・宮内庁関係者)

トピックス

「全国障害者スポーツ大会」を観戦された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月26日、撮影/JMPA)
《注文が殺到》佳子さま、賛否を呼んだ“クッキリドレス”に合わせたイヤリングに…鮮やかな5万5000円ワンピで魅せたスタイリッシュなコーデ
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン
遠藤
人気力士・遠藤の引退で「北陣」を襲名していた元・天鎧鵬が退職 認められないはずの年寄名跡“借株”が残存し、大物引退のたびに玉突きで名跡がコロコロ変わる珍現象が多発
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《スイートルームを指差して…》大谷翔平がホームラン後に見せた“真美子さんポーズ”「妻が見に来てるんだ」周囲に明かす“等身大でいられる関係”
NEWSポストセブン
相撲協会と白鵬氏の緊張関係は新たなステージに突入
「伝統を前面に打ち出す相撲協会」と「ガチンコ競技化の白鵬」大相撲ロンドン公演で浮き彫りになった両者の隔たり “格闘技”なのか“儀式”なのか…問われる相撲のあり方
週刊ポスト
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《「策士」との評価も》“ラブホ通いすぎ”小川晶・前橋市長がXのコメント欄を開放 続投するプラス材料に?本当の狙いとは
NEWSポストセブン
女性初の首相として新任会見に臨んだ高市氏(2025年10月写真撮影:小川裕夫)
《維新の消滅確率は90%?》高市早苗内閣発足、保守の受け皿として支持集めた政党は生き残れるのか? 存在意義が問われる維新の会や参政党
NEWSポストセブン
滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月25日、撮影/JMPA)
《すぐに売り切れ》佳子さま、6万9300円のミントグリーンのワンピースに信楽焼イヤリングを合わせてさわやかなコーデ スカーフを背中で結ばれ、ガーリーに
NEWSポストセブン
注目される次のキャリア(写真/共同通信社)
田久保真紀・伊東市長、次なるキャリアはまさかの「国政進出」か…メガソーラー反対の“広告塔”になる可能性
週刊ポスト
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
《安倍晋三元首相銃撃事件・初公判》「犯人の知的レベルの高さ」を鈴木エイト氏が証言、ポイントは「親族への尋問」…山上徹也被告の弁護側は「統一教会のせいで一家崩壊」主張の見通し
NEWSポストセブン
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン