直後の10月にすみれ(25才)が降板し、12月には江角、美保純(55才)が去った。
「残ったEXILEのメンバーたちも悩んでいたようです。彼らがHIROさん(46才)や先輩から学んできたのは、目上の人を立てることだけじゃない。下の人間を育てることや、自分たちのパフォーマンスを通じてファンを幸せにすることです。
果たして『バイキング』の出演がそこにリンクしているのか。彼らは事務所とスタッフに相談し、結果、番組を降りることを決めました。坂上さん、ひいては番組のやり方に“NO”を突きつけたのです」(前出・芸能関係者)
一連の降板劇についてフジテレビに質問したが、「そのような事実はございません」との回答だった。だが、以前同番組にレギュラー出演していたあるタレントの所属事務所幹部は、女性セブンの取材にこう話す。
「降板には制作サイドの要望やタイミングなどさまざまな事情がありますが、坂上さんの言動を含め、番組の方向性に疑問があったことは事実です」
あるフジテレビ関係者が嘆息する。
「全ての原因は“『いいとも!』の後釜”である点に尽きるんです。プレッシャーが大きすぎてメインMCを誰もやりたがらない。坂上さんも最初はオファーを断っています。制作幹部が何度も足を運んで頭を下げ、その熱意に負けて引き受けた経緯がある。
この時点で、歪な力関係ができあがってしまった。平身低頭してMCをお願いした以上、局側は彼に何も言うことができないんです。ビッグ3(明石家さんま、ビートたけし、タモリ)に比べれば格下の坂上さんですが、局からすれば、『いいとも!』の後番組を成立させてくれた時点で最大の功労者。しかも大御所に比べればギャラも格段に安い。制作陣の“坂上様”という空気が、結果的に彼を裸の王様にしてしまったのですから、坂上さんも被害者というか…。局の責任はあまりに大きい」
現在、レギュラー番組10本を超える坂上。NAOTOの降板には「あ~あ、行っちゃうのか」と寂しそうにつぶやいていた。
※女性セブン2016年5月5日号