「写真集やDVDを買って参考にしてきました。表情が優しくて、包み込んでくれそうな感じがするんですよね。イヤらしすぎないセクシーさがあって、無防備な雰囲気が魅力をそそるのだと思います」
井川と同時期には“和製モンロー”といわれた井上和香が豊満な胸とぽってりとした唇で人気を博した。その後は真木よう子が同じく豊満な胸で話題になる。近年のセックスシンボルには、確かに橋本のいうように「癒やし」の要素が強い。
しかしこれまでセックスシンボルといえば、体やパフォーマンスの迫力が重視される傾向にあった。“エロかわいい”という流行語を生んだ倖田來未などはわかりやすい例である。
橋本も最初にセックスシンボルとして認識したのは、セクシーグループとしてデビューしたC.Cガールズだった。
「体を包帯巻きにしている写真があったんです。すごく衝撃的だったけど色気を感じました。それからTバックをはいて深夜番組に出演していた飯島愛さんも、“いけない人”として幼心に覚えています(笑い)」
1990年代前半は、かとうれいこや伝説のお色気番組『ギルガメッシュないと』(テレビ東京系)に出演した細川ふみえらイエローキャブ勢も人気者となった。
他には主演映画『花と蛇2』の試写会で「久々に縛られて感触がよみがえりました。ドMです」などと、言葉でも男を挑発した杉本彩が1993年に、貝殻ビキニで有名になった武田久美子が1994年にヘアヌード写真集を発売。今も、セックスシンボルとして輝きを放ち続けている。
※週刊ポスト2016年7月8日号