SMAPを長年担当してきた女性マネジャーはグループを化けさせる存在として、木村を大切にしていた。
「CDデビュー前の弱冠17才の木村さんを、厳しい演技指導で有名な演出家の故・蜷川幸雄さんの舞台『盲導犬』に出したのも女性マネジャーの仕掛け。木村さん自身は“蜷川さんの舞台はもうこりごり”という感じでしたけどね(笑い)。『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)でウサギの被り物をさせたPちゃん役をやらせたのも彼女です。“今の人気にあぐらをかいていたらダメ”と助言しながらも、“木村は厳しく叱って伸びるタイプではない”と言っていましたね」(前出・テレビ局関係者)
木村はいくつものドラマで「ハマり役」を得てきたが、同じ職業を別のドラマで演じたことはなかった。また、誰がやってもカッコよく見える「刑事」と「医者」は演じたことはない。それもこだわりだったという。木村が工藤静香と結婚するまで、彼女に対する信頼も厚かった。
「若い頃の木村さんは彼女のアドバイスをいちばんに求めていた。たとえばファッション誌の撮影でどんな大物スタイリストがついても、木村さんは女性マネジャーの目にどう映るかを気にして、常に彼女に意見を求めていました」(別の芸能関係者)
※女性セブン2016年9月8日号