芸能

大瀧詠一ら大御所の楽曲がCMで多用の訳 若手女優起用も特徴

大瀧詠一のアルバム『A LONG VACATION』のジャケット

 CMソングにはヒット曲やオリジナルソングなどを使用した印象的なものが多いが、最近、大御所アーティストの楽曲を使用したCMが目立っている。そのCMにはなぜか若手女優が起用されていることが多い。なぜ大御所アーティストの楽曲が使われるのか? そして、若手女優が起用される狙いとは? コラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 夏から秋にかけてCMでとても目立つのが大御所アーティストの楽曲である。その代表と言えば、大瀧詠一。
 
 すっかりおなじみとなったサントリー「金麦シリーズ」では、戸田恵梨香が元気よく「75、75」と糖質オフをアピール。その背景には大瀧の『君は天然色』が流れる。
 
 また、スバルWRXS4「再会篇」では、友人の結婚式で再会したおとなの男二人、女一人がドライブをするストーリー。車内で流れた曲『カナリア諸島にて』を聞いた助手席の女性が「あ、大瀧詠一」と気づき、「あのころ、よく聞いてたよね」と話しかける。海へ行こう!と三人ともご機嫌である。
 
 もうひとつ「再会」にちなんだCMが関東地区で放送されている「ららぽーと」のシリーズ。主演は波瑠、テーマは「女子のたしなみ」である。高校の美術部の仲間三人と待ち合わせする波瑠は、秋の装い。しかし、アルバムを開けば、そこにはリボンのついた制服でおすまししている三人が。すっかり高校時代に戻ってキャーキャーとにぎやかな集まりとなる。使われている曲は『FUN×4』である。

 大瀧詠一は、1973年の三ツ矢サイダーはじめ、多くの名作CM楽曲を手がけ、CMソング集も出しているアーティストなので、CMに作品が起用されても驚くことはない。だが、それにしても同シーズンに三曲はさすが。三作とも1981年にリリースされた名盤『A LONG VACATION』の収録曲というのもすごい。35年を経てこの人気。天国でご本人も驚いているかもしれない。

トピックス

米利休氏のTikTok「保証年収15万円」
東大卒でも〈年収15万円〉…廃業寸前ギリギリ米農家のリアルとは《寄せられた「月収ではなくて?」「もっとマシなウソをつけ」の声に反論》
NEWSポストセブン
埼玉では歩かずに立ち止まることを義務づける条例まで施行されたエスカレーター…トラブルが起きやすい事情とは(時事通信フォト)
万博で再燃の「エスカレーター片側空け」問題から何を学ぶか
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン
SNS上で「ドバイ案件」が大騒動になっている(時事通信フォト)
《ドバイ“ヤギ案件”騒動の背景》美女や関係者が証言する「砂漠のテントで女性10人と性的パーティー」「5万米ドルで歯を抜かれたり、殴られたり」
NEWSポストセブン
事業仕分けで蓮舫行政刷新担当大臣(当時)と親しげに会話する玉木氏(2010年10月撮影:小川裕夫)
《キョロ充からリア充へ?》玉木雄一郎代表、国民民主党躍進の背景に「なぜか目立つところにいる天性の才能」
NEWSポストセブン
“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
米利休氏とじいちゃん(米利休氏が立ち上げたブランド「利休宝園」サイトより)
「続ければ続けるほど赤字」とわかっていても“1998年生まれ東大卒”が“じいちゃんの赤字米農家”を継いだワケ《深刻な後継者不足問題》
NEWSポストセブン
田村容疑者のSNSのカバー画像
《目玉が入ったビンへの言葉がカギに》田村瑠奈の母・浩子被告、眼球見せられ「すごいね。」に有罪判決、裁判長が諭した“母親としての在り方”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】
NEWSポストセブン
赤西と元妻・黒木メイサ
《赤西仁と広瀬アリスの左手薬指にペアリング》沈黙の黒木メイサと電撃離婚から約1年半、元妻がSNSで吐露していた「哺乳瓶洗いながら泣いた」過去
NEWSポストセブン
元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)
《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン