「役に対してストイックでちょっと怖いイメージで、怒られるのを覚悟していた」「読み合わせの時はガチガチに緊張したんですけど、優ちゃんが最初から子供あやすみたいに『ジュース飲もう』みたいな感じで入り込みやすいようにしてくれた。蓋を開けてみたら全然イメージと違って。“小さなおじさん”みたいな人だなと思って」
蒼井の出世作ともいえる映画『フラガール』の李相日監督はあるインタビューで、蒼井の持つギャップを《対極》と表現した。
「“近所の子”的な親近感と“高嶺の花”的な特別感。対極にある感性がひとつの顔に収まっているアンバランスさが最大の魅力」
蒼井のなかには「女らしさ」と「男らしさ」が共存するという。知人女性が語る。
「料理が上手で、得意は和食全般。ひじきの煮物やもつ煮込みをよく作るみたい。今どき普通の子だってできないけど、彼女は魚もさばけます。レストランに行っておいしい料理に出合うと、わざわざ店員さんに声をかけて“どんな素材を使ってるんですか? 味付けは?”なんてよく聞いてますね。
仲よくなったら弁当を作って持たせてくれる。ほとんどの男性は秒殺。自分の好きな人はあんまり会わせたくないなぁ…」(知人女性)
「以前、一緒に飲んだとき、当時ショートヘアだった蒼井さんはだぼだぼの男の子みたいなアウターを着ていて。酔っ払ってきたら、“暑くなった~”と言いながら、上着を脱いだんです。すると、下はTシャツ1枚。真っ白なうなじに、首回りも手首も本当に華奢で、細くって…。つい“守ってあげたい”と思いました」(知人男性)
知人たちの蒼井評は続く。「とにかくお酒をたくさん飲む」「たばこをプカプカふかす」「スポーツカーを運転する」少年のような一面も持ち合わせる一方で…。
「小さなかわいらしい声で、ボソボソとしたしゃべり方をするんですけど、かなり辛辣なこともズケズケ言います。それでも最後は、“優はさァ、あなたのことを思って言ってるのよォ”なんて満面の笑みで言うから、男からすると“自分だけに話をしてくれている”と思っちゃうんです。あの化粧っ気のないところも、“素の自分を見せてくれている”感じがして、“本気のパートナー”という気にさせられる」(別の知人男性)
※女性セブン10月27日号