「歌唱前は落ち着いているように見えました。曲中も感情を高ぶらせることなく、それでもいつものように思いを込めて、しっとりと歌い上げていました。逆にそれを見つめていたスタッフの中には“これが最後かもしれない”と涙を流す人もいました」(番組スタッフ)

 スタジオの外のモニター前にも関係者たちが集まって、“ラスト・ソング”が流れると静まりかえったという。

 空気が一変したのは、『世界に一つだけの花』の最後の音が消えたときだった。カメラが止まり、“オッケーです”という声が飛んだ瞬間、中居が帽子で顔を押さえるようにして、後ろを向いたのだ。肩を震わせ、嗚咽を漏らす。

 感情のほとばしりは他のメンバーも同じだった。木村も顔を伏せたまま、動かない。その間、約30秒──。前出・番組関係者は、中居が『スマスマ』で涙を見せたのは今回が3回目だと言う。

「最初は森且行が卒業した1996年5月の放送で『ベストフレンド』を歌ったとき。2度目は2013年4月にメンバー5人で初めての旅行をした際、カラオケで『ベストフレンド』を歌いながら号泣しました。“SMAP愛”の強い中居くんだけに、5人揃っての最後の歌唱に、込み上げるものを抑えることができなかったんでしょう」

 収録が終わるとメンバー5人と数人のスタッフが順番に記念撮影に臨んだ。目を腫らした中居がスタッフに「ありがとう」と声をかけ、沈み気味の場を盛り上げようとしていたという。

※女性セブン2016年12月22日号

関連記事

トピックス

二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン