「年齢や症状から、更年期障害の可能性があります。卵巣機能の低下によって女性ホルモンのバランスが崩れるのは、40代半ばから50代半ば。食欲減退や不眠、ほてりや発汗、イライラややる気が出ないなど、症状は100種類もあるとされています」

 急性胃腸炎も更年期障害から派生して起こった可能性があると言うのは、成城松村クリニックの松村圭子院長だ。「ホルモンバランスが乱れると免疫力が低下し、胃腸炎を起こして、結果としてやせ細ってしまうことも考えられます」

 海外でも、身長170cmを超えるアンジェリーナ・ジョリー(41才)が体重52kgから34kgまでやせたことが話題になった。アンジーは昨年3月、卵巣と卵管の摘出手術を受けたため、閉経したのと同じような状況になり、更年期障害に起因して摂食障害になったと報じられている。

 更年期障害は、加齢によって引き起こされるだけではない。

「何事もまじめに取り組むような几帳面な性格が、更年期障害の気質要因になります」(前出・小山医師)と言う。

「西川さんはもともと毒舌のSキャラじゃない。普段の印象は、いいとこのお嬢さま。礼儀正しくて、いつも周りを気遣っていて、繊細な人。だから、テレビスタッフの間でも、彼女のファンは結構多いんです」(前出・テレビ局関係者)

 40代以上の女性の4人に1人が、更年期障害が疑われる症状で日常生活に支障をきたしたことがあるという。だが、婦人科を訪れて治療を受けているのはごくわずかだ。ひどくなると高血圧や動脈硬化、骨粗しょう症などを引き起こすことも。

 最近では、のみ薬やパッチ、注射などで簡単にホルモン療法を受けることもできる。医師の西川にはきちんと治療してカムバックしてもらい、毒舌をきかせながら警鐘を鳴らしてほしいところだ。

※女性セブン2016年12月22日号

あわせて読みたい

関連記事

トピックス

全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト