国内

カカア天下の岩手県、家事メンNo.1は京都府

新県民性、岩手、京都、福岡編

 県民性? ハイハイ、どうせ「京都人はいけず」「埼玉はダサい」「秋田は美人が多い」とかでしょ? 読まなくてもわかってるわと思ったあなた、本当に全ての傾向を網羅できている? 『新出身県でわかる人の性格』などの著書がある岩中祥史さん(66才)に聞きました。

◆カカア天下No.1(夫より妻が先に就寝する率1位)【岩手県】

 51.8%が「妻が先に就寝することが多い」と答えた岩手。そんなに妻が強いのか!?

「農業や漁業など、第一次産業が盛んな県は、共働きが多いんです。だからあまり夫が強くいることができないですよね。妻もよく働いて早く寝るんじゃないでしょうか」(岩中さん)

 岩手県民の未婚男性(29才)は「寝る時間はまちまちですけど、間違いなくカカア天下」と断言する。

「父親より母親の方が強いですね。うちのまわりは漁師が多いんですけど、シーズンに入ると男たちは、1か月間休みなく海に出るんですよ。で、シーズンが終わるとすることがないからプラプラし出す。なので、家族を仕切るのは完全に母親です。大きな買い物をする時も、決めるのは全部母。口げんかもまず負けたことがないですよね(苦笑)。ぼくの同世代も女性が強い」

◆家事メンNo.1(男性の家事参加率全国1位)【京都府】

 夫の家事参加を調べると、京都府が59.2%とトップに。

「京都人は“新しモノ好き”なんですよ。長いこと日本の首都だったという自負があるから、世の中の先頭を走るのは自分たちだっていう気持ちがあるんでしょうね。だから“欧米では夫も家事をするのが当たり前”と聞くと、“ほな、自分たちが先陣切ってやりまひょか”となるわけです」(岩中さん)

 京都人の夫と結婚した和歌山の女性(46才)はこう言う。

「京都人は『本音と建て前』の県民性ですからね。ウチの夫も、外じゃあ『家事なんてしませんよ』って顔をしてますが、子供が生まれてからは、休日の夕食はいつも夫が作ってくれています」

 一人暮らしが長く、“ベッドにカバンは絶対置かない”“シャンプーのノズルの位置まで掃除の時に直す”京都出身の千原ジュニア(42才)は家事メンの鏡!?

◆妻が夫に文句を言うNo.1【福岡県】

 福岡といえば九州男児。しかし、夫婦のコミュニケーションを調べてみると、相手に不満を伝える妻は福岡が58.6%と1位に。福岡出身の華やかな女性芸能人をみてみると、黒木瞳(56才)、松田聖子(54才)…確かにそんな気もする。福岡県出身者はこう語る。

「お酒とお祭りにうつつを抜かす男たちに代わって家庭を守って来たという歴史があるから夫は妻に頭が上がらない県民性なんです。九州男児=亭主関白と思われてるとしたら、外だけ。母は義父母と同居だったのでそんな文句を言わない方でしたけど、一度だけ、喧嘩した時の父のおろおろっぷりが大変でした(苦笑)。おとなしく見える人でも、間違いなく夫を掌の上で転がしてます。我が家? 私が起きている間中、夫に文句言っていますね(笑い)」

※女性セブン2017年1月5・12日号

関連記事

トピックス

六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
高市早苗総理の”台湾有事発言”をめぐり、日中関係が冷え込んでいる(時事通信フォト)
【中国人観光客減少への本音】「高市さんはもう少し言い方を考えて」vs.「正直このまま来なくていい」消えた訪日客に浅草の人々が賛否、着物レンタル業者は“売上2〜3割減”見込みも
NEWSポストセブン
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン