3つ目の背景は、マツコさんと有吉さんの変化。『怒り新党』がスタートしたころとは異なり、現在の2人はゴールデンタイムの番組を担うトップMCになりました。

 その多くが大スポンサーを抱える番組だけに、「不用意な発言で迷惑をかける」ことだけは避けたいところ。特に生活情報を扱う『有吉ゼミ』(日本テレビ系)や『マツコの知らない世界』(TBS系)では、怒りや毒舌を見せる機会が減っています。また、『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)や『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ系)などの一般人と絡む番組が増えているのも、理由のひとつと言えるでしょう。

“毒舌タレント”から“総合司会者”という次のステージに入った2人が、「各所に迷惑をかけない」レベルの怒りや毒舌に留めているのは間違いありません。もはや怒りや毒舌は、2人にとって絶対的なものではなく、多彩な魅力のひとつでしかないのです。

◆視聴者は怒りや毒舌を求めていない

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