亀井:私はね、とにかく「NOと言える日本」じゃなくて、早く「YESと言わせる日本」にならないといかんと思っている。
石原:どういう意味?
亀井:NOというのは、日本が受け身になっているということでしょう。この言葉自体、気に食わない。そうじゃなくて、日本から「これを頼む」と求めて、アメリカに「おう、わかった」と言わせるようにならないといかん。
石原:アメリカにYESと言わせるわけだ。
亀井:そういうこと。対等以上になることを目指すんですよ。何も逆らおうというわけではない。小が大を呑み込むということがあるんだ。安倍総理が本気になってやれば、トランプと金正恩の頂上会談をセットできる。大のアメリカがもて余して困っているときに、小の日本が会談を取りもって、ちゃんとやれと。日本の指示にYESと言えと。
石原:なるほどね。YESと言わせる日本というのはいいな。
※週刊ポスト2017年5月19日号