芸能

生島ヒロシのラジオが金字塔、魅力はハプニングや昭和ギャグ

『生島ヒロシのおはよう定食/一直線』が放送5000回を記録

 ハプニングを魅力に変える男が金字塔を打ち立てた──。6月5日、『生島ヒロシのおはよう定食/一直線』(TBSラジオ、毎週月曜~金曜、朝5時~6時30分)が放送5000回を迎えた。TBSアナウンサーの榎本勝起が1978年10月から19年半にわたってパーソナリティを務めた『榎さんのおはようさん~!』終了後、生島ヒロシが1998年4月から早朝の時間帯を受け継ぎ、現在に至っている。

 開始当初は「榎さんに戻してほしい」というリスナーの声も出ていたようだが、生島は独自の路線を開拓し、人気を集めている。『おはよう定食/一直線』を長年聴いている生島ヒロシ研究家でライターのシエ藤氏が話す。

「番組内容の濃さが長寿の秘訣でしょう。高齢者リスナー向けの健康情報や介護、資産運用に関するコーナーに時間を割き、生島さん自身もヘルスケアアドバイザーや福祉住環境コーディネーター、ファイナンシャルプランナーなどの資格を取得。弛まぬ努力をされています。また、生島さんの広い人脈で、早朝の時間帯ながら浅野史郎元宮城県知事や田中康夫元長野県知事などの大物ゲストをブッキングできることも付加価値となっている」(以下、「」内シエ藤氏)

 他の追随を許さない情報量の密度に加え、生島自身が起こす、生放送ならではのハプニングも魅力のひとつだという。

「生島さんはいつもハチミツを横に置いて、時折舐めながら放送しています。ハチミツは健康に良いらしいんですね。でも、ごく稀に放送中に瓶を倒してしまうこともある。お茶をこぼしたかと思えば、ラジオショッピングのコーナーに出てきたケチャップのついたソーセージをズボンに落とし、『あー! 降ろしたての白いズボンなのにー!』と叫んだこともある。

 こんなフリーダムな放送は他では間違いなく聴けません。大きなクシャミもするし、しゃっくりが出ることもある。生理現象ですから仕方ありませんよ。これらの行動は決して狙っておらず、自然なので好感を持てるんです。また、白いズボンにケチャップをこぼしても、『いいや、クリーニングに出そう』と素早く切り替えるところに、生島さんが長年番組を続けられる理由が垣間見えます」

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト