だが、そんな「お小言」とは比べものにならないほどの不協和音が、今、皇室の伝統と格式を特に重んじる宮内庁内の「オク」から響いている。宮内庁関係者が声低く明かす。
「世間ではうら若きふたりのゴールインに祝福ムードが広がっていますが、内部では不安視する声も多いんです。“自由恋愛でご結婚”といえば聞こえはいいですが、小室さんは弁護士事務所でパートタイムで働くかたわら大学院にも通ういわばフリーターです。一般家庭でも、娘の夫になる相手が定職に就いていないことは、結婚へのハードルとなってもおかしくありません。しかも弁護士というのは市民や企業の争いの真っただ中に入っていく難しい仕事です。内親王の夫となる人には向かない職業なのではないかという人もいるんです」
仕事と家庭・育児の両立は、現代日本の多くの夫婦にとって大きな悩みの種だ。かつての「夫は仕事、妻は家庭」という常識は消え去り、夫婦共働きでなければ生活が成り立たないというケースも多い。
「生活基盤がなくても結婚しようというのは、一般的な国民意識とかけ離れているのではないでしょうか。結婚後、眞子さまがバリバリ働いてお金を稼ぐというのが現実的でない以上、年収200万~300万円前後のパラリーガルとして小室さんが働いている限り、眞子さまが多大な苦労をされるのではないか、と心配する意見があるのです。眞子さまは、経済的にはご実家である秋篠宮家に頼らざるをえないのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2017年7月13日号