「いま本人は甲子園に出場することで頭がいっぱいだと思いますよ。その後、ゆっくり考えればいい。進学するのか、プロに行くかは分かりませんけど、本人が選んだ答えが正解だと思います」
──斎藤投手は大学に進学したことに後悔はない?
「甲子園ではたまたま結果が出ましたけど、すぐにプロで通用するような選手だと自分では思っていなかったので、大学に進みたいという思いが強かった。早大野球部の仲間と出会えたことは人生において大きな財産ですし、後悔はしていない。
確かに、大学に進まずプロ入りしていれば、もっと活躍できていたと言われることも多いです。でも、人生はやり直せるわけじゃないんで。周りがあーだこーだ言う話ではないと思います」
清宮にも「後悔なき決断」を望みたい。
※週刊ポスト2017年7月21・28日号