「大関候補はどの力士も帯に短しタスキに長しですが、頭ひとつ抜けているのが御嶽海じゃないでしょうか。遠藤(26、前頭3)もケガが多いのが気になりますが、3年後でもまだ30歳になっていない。大関候補として三役に踏みとどまっていると期待します」

 御嶽海は東洋大、遠藤は日大出身の学士力士だが、評価は好角家の間でも分かれているようだ。杉山氏は「御嶽海は今が一杯いっぱいの相撲。遠藤も膝のケガがあるとはいえ、以前と比べれば“普通の力士”になってしまった感じがしますね」と語っている。

 神田川氏は、現在の幕内最年少世代も目が離せないとする。

「阿武咲(21、前頭6)と貴景勝(20、前頭1)のライバル関係は今後も続くでしょう。三役を経験しながら幕内上位で土俵を盛り上げているのは確実。3年後に関脇あたりまで上がっていてもおかしくない」

 阿武咲は、横綱6人を輩出している青森県の出身。全国小学生相撲優勝大会に出場したときの宿舎が阿武松部屋だったという縁から、高校を1年で中退して入門。「突き押しだけの相撲でここまで上がって来た。四つ相撲を覚えれば、横綱も狙える」(前出の担当記者)と関係者の期待値は非常に高い。同級生でジュニア時代からのライバルである貴景勝も中学横綱のタイトルを取った逸材で、「貴乃花親方の秘蔵っ子」(同前)と称される。

※週刊ポスト2017年8月18・25日号

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