スポーツ

相撲好き女子が注目 低い宇良と猿のように跳ね回る翔猿

すばしっこく猿のようにとび回るから「とびざる」

 相撲ブームが沸騰している。「謎のスー女」こと相撲女子の尾崎しのぶ氏が、現在相撲コラムを週刊ポストで執筆中。今回は、7月場所で十両昇進を果たした翔猿について尾崎氏が綴る。

 * * *
 岩崎が十両昇進を機に「翔猿」と改名した。師匠追手風親方の現役時代の四股名大翔山から一字と、すばしっこく動き回る相撲ぶりが猿のようで、申年でもあることから「翔猿」とし、読みは「とびざる」。

 いい名前だ、と思った。追手風部屋の力士の四股名を覚えるのは、とっくの昔にあきらめていた。大翔城、大翔鵬、大翔海、大翔龍……ああ、眠くなってくる。だから大翔山は「西野」、大翔丸は「川端」と、本名で呼ぶことにしていた。遠藤には安心している。三役昇進の時には改名するとされているが「清水川」と決まっている。そこにきて「翔猿」だ。まず「翔」を「しょう」と読まなくていいことだけでもとても助かる。

 二〇一五年一月場所。日本大学の二年先輩の遠藤関を追って追手風部屋に入門することにした、と語る新弟子の岩崎正也は、木瀬部屋の十両・英乃海の弟だった。兄を頼らず他の部屋を選んだ彼を「変わり者」なのか、それとも「自立心がある」のか、半々に見ていたのだが、おかげで楽しみが出来た。

 木瀬部屋には一場所後に宇良が入門している。若手親方が解説で「引退したことが悔やまれる。あと何年か現役でいられたら宇良と対戦できたのに」と口をそろえる(私は琴欧洲対宇良が見たかった)。岩崎が宇良の木瀬部屋入りを意識していたかはわからないが、同部屋だったなら優勝決定戦でない限り対戦は組まれないのだ。

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