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2017.09.10 07:00  NEWSポストセブン

真木よう子の誤算 「当たり役」の認識に視聴者と隔たり

 真木さんと『セシルのもくろみ』をめぐる一連の流れは、「女優は自らのツイッターで作品のPRをすると危険」という教訓をもたらしました。そもそも、視聴者に余計な先入観を与えないために、「他人を演じている放送期間中は、本人としての発言を抑えめにする」のは基本中の基本。また、ツイッターは「自分と作品に好意的ではない人との距離が近くなってしまう分、感情が乱れて失言しやすい」のもリスクと言えるでしょう。
    
 真木さんは作品の評価に関する失意に加え、クラウドファンディングを利用してのコミケ参加と、批判を受けての謝罪撤回。さらには、撮影キャンセルやツイッター削除などの騒動にも見舞われて、「新・プッツン女優」と名づけられる厳しい報道もありました。

 しかし、映画関係者の間で真木さんの評価は決して低くありません。秋には話題必至の映画『ミックス。』に、ヒロイン・多満子(新垣結衣)に卓球のスパルタ教育を行う母役で出演。来年春公開の映画『孤狼の血』への出演も決まっているだけに、どんな演技で巻き返してくれるのか。『セシルのもくろみ』の宮地以上に芯が強く、自分の信念を貫ける真木さんなら、一転して再び日本アカデミー賞の受賞者になっても驚きません。

【木村隆志】
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本前後のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。


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