国内

片山さつきが在特会に近づいた経緯を元夫・舛添要一が語る

女性議員について語り合う舛添要一氏(右)と古谷経衡氏

 昨年の衆院選を批評した古谷経衡氏が小誌に綴った「女性政治家の通信簿」が反響を呼んだ。女性に点数を付けることが「女性蔑視」との声も寄せられたが、政治家の資質を問うことが非難されるのもおかしい。

 先進国で日本の女性議員率は圧倒的に低い(衆議院で約10%、世界平均の半分)。古谷氏は最近の右寄りの女性議員は「伝統的な反共右翼ではなく、『スピリチュアル右翼』だ」と指摘する。スピリチュアル右翼は神話の世界や神道、『古事記』に傾倒するのだという。前号に続き古谷氏、そして日本はもちろん、海外の事例も知る舛添要一前都知事とともに、女性政治家の現状を語ってもらった。

 〔議員名のあとの括弧内の表記は、(年齢、所属、当選回数)を表す〕

舛添:(女性議員がスピリチュアル右翼化している)根底にあるのが、国際社会における日本の地位低下でしょう。高度成長期、経済戦争の先兵としてビジネスマンはどんどん海外に出て行った。しかしバブル崩壊後、日本人が外に出る機会が極端に減った。

 みんな内向きになり、内省しすぎた結果、『古事記』や神話が日本人の拠り所になった。そして「神の国」というイメージに頼るしかなくなった。

古谷:安倍政権の長期化にもつながる指摘ですね。

舛添:まさにそこが、女性議員が劣化したもう1つの原因ですよ。安倍政権以前と以後では自民党内の雰囲気がまったく変わってしまった。

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