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2018.02.07 07:00  週刊ポスト

相撲協会理事会 理事長と元横綱親方しか発言しないのが現実

優勝パレードも”ルール違反”だった(時事通信フォト)

 初場所で平幕優勝を果たした春日野部屋の栃ノ心(ジョージア出身)の優勝パレードでは、同部屋の碧山(ブルガリア出身)が旗持ちで隣に座った。これも本来なら“ルール違反”のはずだ。

 ロシア出身・露鵬らの大麻問題(2008年)、モンゴル出身横綱・朝青龍の暴行事件(2010年)などもあり、2010年から「外国人出身力士は1部屋1人まで」という申し合わせがなされた。

「碧山は2012年に師匠(当時の田子ノ浦親方=元前頭・久島海)が急死して部屋が閉鎖されたため、同じ出羽海一門の春日野部屋に移る特例が認められた。理事会の裁量で、“例外”がいくらでも作られていく」(協会関係者)

 本誌・週刊ポスト前号では、仮に貴乃花親方が理事に当選していたケースで“反貴乃花”を鮮明にする池坊保子氏が議長を務める評議員会が「就任拒否」とした場合、どのように欠員を補充するのかを八角理事長に直撃した様子を報じた。記者の問いに、「その時に考えればいい」という八角理事長の答えからも、“後付けルール体質”が透けて見える。

 そうした執行部が「1場所5億円ともいわれるNHKの放映権料をはじめ、事業収益110億円の巨大組織を動かしている」(担当記者)のである。企業や公益法人のガバナンスに詳しい久保利英明弁護士はこういう。

「公益財団法人は税制上の優遇措置を受ける以上、国民に開かれていなければならない。にもかかわらず、組織の意思決定や理事会を監視する役割を担うはずの評議員の選任過程も不透明。プロ野球ではNPBのコミッショナーは球界OB以外が務めるなどしているのに、相撲協会は『年寄株を持った親方の投票で選ばれた力士OB理事』の運営を誰も監視できていない。その異常さは際立っている」

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