「佳代さんはセレブへの憧れがあったようで、高級なレストランやリゾート地での別荘ライフが特集された雑誌をよく読んでいました。アンティーク家具にも興味があったようです。“ギャラリーを開くのにいいところを見つけたの”と、鎌倉の物件を見にいったこともあります。正直、“そのお金は誰が出すのか…”と思いました」
度重なる「財布扱い」に嫌気が差したA氏は、2012年9月、婚約解消を告げた。
「意外にも、最初はあっさり“あ、そうですか”と。“私が料理を作らなかったからですか?”と、少し的外れな質問もありました。本当かどうかはわかりませんが“あなたと婚約していたから、私は別の男性からのプロポーズを断ったんだ”ともうらめしそうに言われました」
翌年夏にお金の返済を求める手紙を送ると、秋も深まった頃に佳代さんと小室さんが1通の手紙を携えてやってきた。
「弁護士と相談して書いたというその手紙は、冒頭から私の名前の漢字が間違っていて、まずそこに驚かされました。私が渡したお金を贈与だと認識しており、返済の意思がないことが綴られていました。圭くん本人も、その場で“返すというか、もともと贈与だと認識しています”と、母親の援護射撃。そのお金で、留学に行けたというにもかかわらずです。
さらに、私から一方的に婚約破棄され、精神的な傷を負っているともありました。もしかしたら佳代さんのいう“プロポーズを断った”ことで逃したチャンスも含まれていたのかもしれません」
以降、佳代さんたちからA氏への接触は途絶えた。「金銭トラブル」が世間の話題をさらってなお、なんの音沙汰もない。
※女性セブン2018年3月29日・4月5日号