谷岡学長の指導はどれほど厳しかったのか、2012年に政界引退した磯谷氏に取材を申し込むと、テレビで谷岡学長の会見は見たとしながらも、「他の人に聞いてください。ちょっとコメントできません」とするのみ。
代わりに、同じく2009年初当選で“小沢ガールズ”として後輩にあたる三宅雪子・元衆議院議員がこう話す。
「反原発、反TPPなどの活動で一緒になることが多かった私には、頼れるお姉さんみたいな存在で、たくさんご指導いただきました」
会見での発言については、こうフォローする。
「谷岡さんは非常に正義感が強くて、ものをハッキリおっしゃる方なので、会見で誤解が生じて心証が悪くなったとしたら残念です。もともと教育者の“先生”なので、上から目線というよりも生徒と接するような雰囲気になるのです。私の選挙の応援をしていただいた時も、やはり生徒と接するような感じでした。厳しい面もありましたけど、かわいがっていただきました」
愛ある叱咤か、パワハラか──その判断は受け手次第のようだ。
※週刊ポスト2018年4月6日号