芸能

露出急増の元人気子役 須賀健太、濱田龍臣らなぜ男子が多い?

子役はもう卒業? ちょっぴり大人な濱田龍臣

 最近、すっかり大人になった元人気子役たちがテレビや映画に出演している。とりわけ、女子よりも男子の活躍がニュースになることが多い。いったいなぜか? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 このところ、「あの元人気子役がイケメンに!」という記事や、テレビ番組への出演をよく見かけるのではないでしょうか。

『人にやさしく』(フジテレビ系)『ALWAYS三丁目の夕日』(東宝)らに出演した須賀健太さんが23歳に、『龍馬伝』(NHK)『怪物くん』(日本テレビ系)らに出演した濱田龍臣さんが17歳に、『忍たま乱太郎』(ワーナー・ブラザース)『天地人』(NHK)らに出演した加藤清史郎さんが16歳になり、子役時代に匹敵する活躍を見せています。

 さらに、『流星の絆』(TBS系)『江~姫たちの戦国』(NHK)らに出演した嘉数一星さんは2011年に引退したものの、19歳になった今年、嘉島陸という名前で再デビューが決定。4月スタートの『花のち晴れ~花男Next Season~』(TBS系)にメインキャストの1人として出演することが発表され、話題を集めています。

 これまで元子役の活躍は、安達祐実さん、井上真央さん、鈴木杏さん、志田未来さんら女性が多く、「元子役の男性は難しい」「男児は大成しない」などと言われてきましたが、ここに来て状況が変わりつつあるのです。

◆トピックス性とギャップが求められる時代

 その理由として真っ先に挙げられるのは、トピックス性がより重視される時代になったこと。ネットの普及で情報があふれる中、メディアからピックアップされ、多くの人々の目に留まるためには、作品だけでなく俳優個人にも、明快かつインパクトのあるトピックスが求められる時代になりました。

 その点、「元子役」というトピックスは、明快かつインパクト十分。ドラマや映画だけでなく、イベントやCMなどの出演でも強さを発揮し、キャスティングの面で優位に立てるのです。芸能事務所も、元子役本人もそのことをよく分かっていて、かつては子役だったことを隠したがりましたが、現在では「トピックスになるならどんどん出していく」というスタンスの人がほとんど。元子役の成長を見届ける視聴者も含め、制作サイド、事務所、本人の4者すべてにメリットがあるのです。

 また、前述したように、「すっかりイケメンに」という報じ方もポイントのひとつ。須賀さんや加藤さん、あるいは鈴木福さんを見れば分かるように、もともと男児の子役は、あどけないタイプが多く、おのずと成長後のギャップは大きくなっていきます。

 彼らにとっては、子役時代の顔と名前を知られていること自体が大きな強み。視聴者の頭には当時のイメージがあるため、成長後の「イケメン」「男らしい」「ワイルド」「やんちゃ」「オタク」などの新たなイメージがギャップとして受け止められやすいのです。

◆「子役引退後の再デビュー」も新たな潮流に

関連記事

トピックス

防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)
《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も
週刊ポスト
『凡夫 寺島知裕。「BUBKA」を作った男』(清談社Publico)を執筆した作家・樋口毅宏氏
「元部下として本にした。それ自体が罪滅ぼしなんです」…雑誌『BUBKA』を生み出した男の「モラハラ・セクハラ」まみれの“負の爪痕”
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト