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2018.04.30 07:00  週刊ポスト

金田正一氏 ワシの弔辞を読んでほしいのはONではなく兆治

90年、完封した村田を褒め称えるカネやん(共同通信社)

「最後のお別れ」となる弔辞を読み上げるのは、自分のことを本当によくわかってくれている人であってほしい──歳を重ねると、ふとそんな思いに駆られることがある。そこで各界著名人に「自分の葬式で弔辞を読んでほしいのは誰か」と聞いてみた。現役時代は国鉄、巨人で前人未到の400勝を達成し、監督としても1974年にロッテを日本一に導いた“カネやん”こと金田正一氏(84)。幅広い球界人脈のなかから、誰を選ぶのか。

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 最近、有名人が死ぬと親友だとか可愛がってもらった後輩だとか名乗るのがわんさか出てきて、カメラの前でペラペラと“思い出”をしゃべっている。テレビに映って顔を売りたいだけじゃないか? ワシはそんなのに使われるのはごめんだから、“弔辞なんかいらん”と思ってる。

 そうは言っても、巨人V9の“同僚”のON(王貞治、長嶋茂雄)に読んでもらいたいんじゃないかって? 馬鹿なことを言っちゃいけない。ONは、最後こそ同じユニフォームを着たが、基本的には長年、敵チームのライバルだからな。ワシの本当の凄さを語れないだろう。

 どうせなら、巨人時代じゃなくて、ワシが弱小の国鉄を支えるためにいかに頑張ったかを知っている人に頼みたいが、みんな先にあの世に行ってしまったからな……。

 強いて挙げれば、(ロッテの)監督時代にすべてをぶつけた村田兆治(68)だよ。ワシのもとで兆治のマサカリ投法が完成し、日本一にもなった。ただ、親父と息子みたいな関係だから、いくら名前が“兆治”だからって、ワシの弔辞を読むのは難しいかもな。

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