ところが2016年8月、山口は突然の離婚を発表した。会見では離婚の理由として、「すべてが原因だと思っています。お酒の飲み方だったり…」と語った。この離婚の背景にも、山口の「病気」があった。

「精神的に不安定な山口さんが酔っぱらって家庭内でトラブルになる危険性もあり、医師や周囲は“妻と子供と離れて暮らした方がいい”とアドバイスしていました。2015年には鎌倉の豪邸を売って都内に引っ越したものの、別居状態に。その頃にも入院を繰り返していました。家族と離れ離れになることが、生来は真面目な彼の心をさらに蝕んだ。離婚した直接のきっかけも、酒に酔った山口さんが女性とトラブルを起こしたからなどといわれます」(前出・山口の知人)

 元モデルのA子さんは鎌倉の自宅で「ブラジリアン・ワックス」を施術するサロンを開いていた。

「A子さんは離婚した後、結婚時に山口さんが購入した都内一等地にある地下1階地上2階の自宅でネイルサロンやハワイアンジュエリーの販売を手がけていました」(A子さんの知人)

 しかし、すでにその自宅にA子さんと子供たちの姿はない。彼女は現在、日本を離れハワイで生活を送る。

「お子さんと一緒にマンションで暮らしていて、山口さんも数か月に1度は現地を訪れて子供たちと遊んでいたそうです。今年の1月にも2人の子供が“パパ、パパ”と山口さんの足元にじゃれついているのを現地で見かけました。離婚しても、子供たちへの愛情はまったく変わっていないです」(前出・A子さんの知人)

 妻との離婚で愛する子供たちと離れ離れになり、深い喪失感を抱いた山口は、より一層、アルコールに耽溺するようになった。

 片田さんは、「躁鬱病が原因で飲酒に走るケースは多いんです」と指摘する。

「気分が落ち込むと、その憂さ晴らしのためにしばしばお酒に頼ります。しかも山口さんは仕事上、福島でせっせと農業をしたり、朝の情報番組で元気よく振る舞ったりする必要があり、鬱状態の身としてはかなりつらかったはずで、そのため元気づけとしてお酒を大量に飲んでいた可能性があります。鬱の症状である不眠がつらくて、睡眠薬代わりに飲酒を繰り返すのもよくあるケースです」

 精神的な混乱を抱えていても、テレビでは満面の笑みを見せないといけない。そのストレスから酒に走れば走るほど、喪失感は募っていく。

「アルコールを大量に飲んでいるとさまざまな問題行動が出てくるんです。TOKIOのメンバーも会見で山口さんについて、“飲みすぎで仕事ができなかった”、“いつも酒臭かった”と困り果てていましたが、実際に飲酒による問題行動が続くと、家族や友達、仕事相手にまで見放されて孤立し、ますます落ち込んでいきます。山口さんもこの“負のスパイラル”に陥ったと考えられます」(片田さん)

※女性セブン2018年5月24日号

関連記事

トピックス

2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
横浜地裁(時事通信フォト)
《アイスピックで目ぐりぐりやったあと…》多摩川スーツケース殺人初公判 被告の女が母親に送っていた“被害者への憎しみLINE” 裁判で説明された「殺人一家」の動機とは
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト