芸能

井ノ原快彦、いま語る「Jr.時代」「主役」「アド街」…

 V6としての活躍はもちろん、個人でも役者や司会とマルチな才能を発揮している井ノ原快彦(42才)。さまざまな仕事の中で「いちばん長いのは、役者業なんです」と明かす。

「ジャニーズJr.のときは、役者とバックダンサーしかやっていなかったんです。当時、デビュー前に役者の仕事をやっていたのは、ぼくくらいだったんじゃないかな? グループではデビューできないかもしれないから役者としてがんばろうと思って、オーディションをたくさん受けていました。

 最初は小さな役でも、監督が『もう少し出してあげよう』と言ってくれて、最終回には中心人物の友達の中にいることも。そんなときは達成感がありました」

 4月からゴールデン帯の連続ドラマ単独初主演を務める『特捜9』(テレビ朝日系)は、2006年から渡瀬恒彦さん(享年71、2017年3月逝去)を主演に10年以上放送された『警視庁捜査一課9係』シリーズの新章として、井ノ原が引き継ぐ形となった。

「思わぬ形で“9係”から名前が変わることになってしまいましたが、続けなくてはいけないと思っています」

 しかし、主役を演じたいという願望を持ったことは一度もないという。

「たとえば、子供のころから戦隊ものでもレッドはおれじゃないなと思っていて、ブルーとかグリーンを選んでいたんです。何度も主演をやっている人だったら撮影現場でも“おれについて来い”となるんでしょうけど、ぼくは“一人の百歩より、百人の一歩”という感じで作っていくのがベストだなと思っているので」

 10年以上にわたって1つの役柄を演じるのも初めてだが、“9係”がシリーズになるのは予想外だったそうだ。

「9係がスタートする前にお祓いをしたときに、宮司さんが『9係シリーズ…』と祝詞を言っているのを聞いて、“え? シリーズって言ったよね? 聞いてないんだけど”と思って(笑い)。1クールだと思っていたから、こんなに続くとも思ってなかったんです。だから、今、主演というのはムズ痒い気がしますね。

 そういう意味では、『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)も同じで、自分に司会のお話がくるとは思っていなかったんです。愛川欽也さん(享年80、2015年4月逝去)という大黒柱がいた場所に、最初は自分がそこに入るイメージがわかなかった。だから、できることをやるしかないという気持ちでした」

 1995年から続く人気長寿番組の2代目司会者を引き受けるにあたっては、覚悟も必要だったはず。それでも井ノ原は「スタッフのみなさんが大変だったと思います」と振り返る。

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