芸能

王貞治氏の再婚、当初は反対あったが成立に至るまで

交際10年で再婚を決めた理由は?

 80才目前にしての入籍の決断。年齢を重ねるほどに、背負うべきものは大きくなり、新しい一歩はためらわれるものだ。特に、亡き母を慕い、自分を支えてくれる子供たちの存在。「なぜ今さら結婚にこだわるの? パートナーじゃいけないの?」──それでも王さんが「結婚」に踏み切った理由。

 東京都目黒区の閑静な住宅地にある圓融寺(えんゆうじ)。853年に建立された本堂釈迦堂は都内では2番目に古い木造建築とされ、国の重要文化財に指定されている。

 つい先日、福岡ソフトバンクホークスの王貞治球団会長(78才)は、その寺を訪れていたという。

「圓融寺には57才で亡くなった恭子前夫人のお墓があります。王さんは墓前に手を合わせて花を供え、何かを語りかけるようにじっと佇んでいました」(寺関係者)

 妻思いで知られる王さんが墓前に報告したのは、自らの「再婚」だったに違いない。6月1日、王さんは一般女性のA子さん(60才)との結婚を発表。78才にしての「世界の王」の再婚に世間は驚きに包まれた。

「A子さんは福岡・中洲の有名料亭のお嬢さんです。20年前ほど前、王さんがダイエー監督時代にその料亭を訪れてから、ひいきにしていたそうです。そこで女将だったA子さんと出会った。なかなかチームの結果が出ずに落ち込む王さんを、いつもA子さんが励ましていたそうです」(王さんの知人)

 王さんは2001年に35年間連れ添った前妻の恭子さんを胃がんで亡くした。最愛の妻の死にショックを受けた王さんは、2006年には自身も胃がんを患い、胃の全摘出手術を受けた。その当時、王さんの闘病を献身的に支えたのがA子さんだった。

「看病を機によき友人から恋人に関係が変わったようです。2009年頃から福岡にある王さんのマンションで同棲を始めて、3年前からは、都内の一戸建ての本宅とは別に、六本木にマンションを借り、A子さんを呼んで一緒に暮らし始めました」(前出・王さんの知人)

 何事もオープンにする王さんらしく、A子さんとの仲は球界では広く知られていた。

「王さんは昨年末、名球会のハワイ旅行にもA子さんを同伴し、同行した名球会メンバーに“ウチのかみさんだからよろしく”と彼女のことを紹介していました。A子さんは球場にもよく来ますが、会長室には入らずにスタンドで観戦する謙虚なかたです。球団関係者からは、すでに“奥さま”と呼ばれていました」(球界関係者)

 A子さんは還暦を迎えた女性だが、年齢よりも若く見えるという。

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