「ある日、体調不良でどうしてもできないと伝えたら、夫が激昂しまして。『毎日仕事をして金を稼いでいるおれを、体で満足させることもできないのか!』って。そこからは、セックスの満足を求めるというより、単に私を“いたぶる”毎日になっていきました。
『お前はおれのおもちゃだ』と罵られ、とても口に出せないような変態的な行為を強要される日々が続きました。しかも、夫はその様子を動画で撮影するんです。つらくて悲しくて…。離婚の話を切り出したこともあったのですが、『だったらこの動画をばらまくぞ』と脅してくる。どうしていいのかわからず、悩み続けました」
現在は冷却期間を設けるため別居を選択したA子さんだが「ケダモノのような夫がいつまたやってくるか…」と不安な毎日を過ごしている。
都内在住のB子さん(35才)の体験も深刻だ。5才上で有名商社に勤める男性と結婚したのは30才の頃だった。
「合コンで出会って普通に恋愛をしました。彼の情熱的なプロポーズを受けて結婚したのですが、私の妊娠がわかった頃から彼は豹変し始めました」(B子さん)
担当の医師に「安定期に入るまで激しい性行為は控えるように」と言われたB子さんは夫にそのことを伝えた。ところが夫は「そんなの迷信だよ」とせせら笑ったという。
「そもそも彼のセックスは乱暴なところがあったんです。だから不安でした。以前は週に3回ほどの性生活でしたが妊娠してからはお腹の命をいちばんに考えたいので、とくに疲れているときは求められても“今日はごめんね”と拒むようにしたんです」(B子さん)
ところが夫は許してくれなかった。
「おれがしたいときは何も言わずに受け入れるのが妻の役目だ」と無理やり押し倒され、何度も性行為を強要された。その後、不安もあったがB子さんはなんとか無事出産することができた。しかし、子育て中も夫の要求は収まらず、日常的に暴力的な性行為を強いられている。
「本気で離婚を考えていますが、夫婦間のレイプが成立するかどうかわからないし、子供の将来のこともあるから、私が我慢するしかないのかなって思ってしまいます…」(B子さん)
※女性セブン2018年6月21日号