本誌で、「一次リーグを突破できる可能性は10%以下」とコメントしていたサッカージャーナリスト・財徳健治氏は、「西野ジャパンに総懺悔だな」と苦笑しながら、こう答えた。
「悪ければ3戦全敗と言っていたので、参ったなぁというのが素直な感想(笑い)。ただ、こういう例は色んな国であるわけです。1998年のフランス大会では、大会前、地元のフランス代表の評判が最悪だった。特にスポーツ紙『レキップ』はエメ・ジャケ監督を徹底的に叩いていたが、チームが予想外の優勝を果たすと、翌日の一面で『ジャケ、ごめんなさい』と大見出しを打った。だから、みんな潔く謝っていいと思う。
とにかく今大会は本田圭佑(32、パチューカ)、香川真司(29、ドルトムント)、そして岡崎慎司(32、レスター)の“ビッグ3”の働くべき場所が、西野采配ではっきりとし、それでチームが一丸になったのが大きかったと思う」
※週刊ポスト2018年7月13日号