スポーツ

最強軍団・大阪桐蔭 唯一黒星をつけた創成館監督の攻略法

最強軍団・大阪桐蔭を封じる手はあるのか

 今年も高校野球の季節がやって来た。最注目は、今春のセンバツで2連覇を達成した大阪桐蔭だが、同校のライバル校は何を考えるか。ノンフィクションライターの柳川悠二氏が、長崎の強豪校監督と、大阪桐蔭の現役選手をかつて指導した有名監督に話を聞いた。

 * * *
 九州・長崎には最強世代の大阪桐蔭に公式戦で唯一、黒星をつけた学校がある。昨秋の神宮大会準決勝で3投手を継投して勝利した創成館だ。監督の稙田(わさだ)龍生は、勝因をこう振り返る。

「大阪桐蔭に勝つなら、複数の投手の継投で、打者の目先を変えながら抑えていくしかなかった。うちの投手陣の状態が良かったことに尽きます」

 大阪桐蔭打線を4点に抑え、創成館は柿木、横川、根尾の3投手から計7点を奪う──。攻撃のカギは、足を上げずに打つノーステップ打法にあった。

「うちの打者は普段、追い込まれるまでは足を上げて打っているんですが、振り遅れて差し込まれる可能性の高い大阪桐蔭の投手を相手にする場合は、最初からノーステップで打たせました。力と力の勝負をしてくるから、意外と狙い球は絞りやすいんです。直球を引っ張る意識を持たせ、ティーバッティングのように軽くミートすることを心がけさせた。力のあるボールは、軽く当てただけでも飛ぶ」

関連記事

トピックス

大谷の母・加代子さん(左)と妻・真美子さん(右)
《大谷翔平を魅了》結婚相手・真美子さんの手料理は「お店のようなクオリティ」母・加代子さんの想いを受け継ぐ「温かな食卓の原風景」
NEWSポストセブン
ドジャースの公式Xより
ドジャース山本由伸が韓国遠征で「ジャージー×400万円バーキン」ファッション、なぜ野球選手は“ブランド好き”? かつては「ヴィトン×金ネックレス」が定番
NEWSポストセブン
板東英二のオフィシャルWEBサイトより
《吉田羊が連呼!》板東英二の“ふてほど”出演はあるか? “消息不明”の近況は…仕事オファーも断っている状況、“野球界のレジェンド扱い”も固辞か
NEWSポストセブン
金メダリスト萩野公介の離婚の真相に関係するであろう一文字
【萩野公介・離婚の真相】スピリチュアルな話が増えてmiwaとの夫婦生活に区切り、LINEプロフィールが“漢字一文字”に変わり周囲びっくり
女性セブン
大谷翔平(時事通信フォト)と妻の田中真美子さん(レッドウェーブ公式サイトより)
大谷翔平の結婚相手・田中真美子さん、抜群の好感度でメディア出演待望論 モデル、キャスター、インフルエンサーなど幅広い分野での存在感に注目
NEWSポストセブン
活動は今年10月で一区切り“スーパーボランティア”尾畠春夫さん(84)
《右耳聴覚も失っていた》“スーパーボランティア”尾畠春夫さん(84)が語った「活動は今年10月で一区切り」と「叶えたい夢」
NEWSポストセブン
3月5日に「ガスト」店内と思われる場所で撮影された”調味料一気飲み”の動画が拡散された
《ガストで調味料一気飲み》迷惑動画を撮影・SNS拡散の3人がついに全員謝罪も運営会社は「厳正な対処」を継続方針
NEWSポストセブン
大谷翔平(Getty Images)と妻の田中真美子さん(レッドウェーブ公式サイトより)
【彼女はめっちゃ甘え上手】大谷翔平の結婚相手・田中真美子さん、大学同窓生が明かす素顔「チャラ男は好きじゃない」
NEWSポストセブン
羽生と並んで写真に収まる末延さん(写真はSNSより)
【全文公開】羽生結弦のアイスショーとバイオリニスト元妻のディナーショー、公演日程が丸かぶり 「なぜ同じ日に?」と関係者困惑
女性セブン
元横綱・白鵬の周りでは様々なトラブルが…
元白鵬・宮城野親方に関する「暴行告発状」“白鵬米”販売会で写真撮影をめぐるトラブル「取り巻きが市議にヘッドロック」証言
週刊ポスト
miwaと萩野公介(時事通信フォト)
【おしどり夫婦に何が】金メダリスト萩野公介がmiwaと電撃離婚「夫が家を出た」夫婦で大学院進学もすれ違いの日々か miwaがファンクライブサイトで発表
NEWSポストセブン
話題になっているジャッキー・チェンの近影(微博より)
《ジャッキー・チェンの現在》今年70歳になる大スターの近影に中華圏で驚きの声あがる「ちょっと急に老けすぎでは」
NEWSポストセブン