「洋子さんが一番心配しているのは、自分が目の黒いうちに安倍家の後継者を決めておかないと、晋三さんが引退した後に、昭恵夫人が“とりあえず私がやる”と言い出しかねないことです。洋子さんにすればそんなことは絶対認められない。しかし、信千世君は岸家の後継者に残しておかなければならない事態となったら、寛人君の政治家にならないという決意も固いだけに、いきなり“お家断絶”の危機を迎える。
そこで新たに白羽の矢が立てられたのが大手不動産会社に就職したばかりの信千世君の弟。早めに安倍夫妻の養子に迎え、“将来の後継者”に決めておくという案が出ているようです」
“第三の候補”の浮上だ。岸田氏らが禅譲を狙って総裁選を降りたことで安倍首相は“キングメーカー”として悠々と「総理の後継者」を選ぶ立場になる。だが、一議員としての後継者選びは難航しそうだ。
※週刊ポスト2018年8月10日号