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2018.08.03 11:00  週刊ポスト

花咲徳栄のブラック労働 残業代ゼロで出退勤時間は全員同じ

 だが、その後、こうした記録表さえ配られなくなったという。A氏が続ける。

「先生たちの間には皆、何も言っても変わらない、と諦める雰囲気が漂っています。全国的な知名度を得た学校がこのままでいいのでしょうか」

 私学教員ユニオンの佐藤学氏が語る。

「労基法は残業代を支払うために必要な労働時間を記録して保存するよう定めており、出退勤時間を計測していないのは、法令違反の可能性がある」

 私立高校では、関西大学が付属小中高校の教員に違法な残業をさせたとして昨年4月と今年3月、労基署から是正勧告を受けた。その際も労働時間を記録していなかった事実を指摘され、その後、残業代の未払いも認定された。

 今年1月に公表された「私学教職員の勤務時間管理に関するアンケート調査」(私学経営研究会)によれば、労基署からの指導や是正勧告を受けた私立高校が全国の約2割に上ったという(回答数331校)。佐藤氏が続ける。

「給与規程を整えている以上、花咲徳栄が労基法を知らないはずがない。その上で残業代がないようにしているのだとすれば、むしろ悪質と言わざるを得ない」

 こうした疑念について北埼玉大会決勝当日(7月24日)、出勤する佐藤栄学園の森山憲一理事長にぶつけた。

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