国内

退位後 天皇・美智子皇后にもう会えなくなってしまうのか?

お姿を見る機会はあるのか(写真/JMPA)

 来年4月30日、今上天皇が譲位し、徳仁皇太子が即位する。退位後の天皇皇后は、JR品川駅からほど近い閑静な住宅街にある「高輪皇族邸」(旧高松宮邸)に移る。皇室記者が語る。

「さらに数年のうちに、現在皇太子一家が暮らす赤坂御用地内の東宮御所へと移ることになります。高輪は、皇太子たちが皇居への引っ越しを終えるまでの間の“仮住まい”です。

 ただ、高輪にいる期間はお二人がお忍びで周囲を散策する機会が増えるのではないか。今でも、年に一度の桜の季節には皇居の周囲を散策しているし、皇居敷地内での毎朝のウォーキングも欠かさない。高輪皇族邸は皇居と違って敷地の広さが限られているので、外に出ることが増える可能性はある。なにしろ、皇后にとっては実家や母校の聖心女子学院中等科・高等科が徒歩圏内で慣れ親しんだ地域ですから」

 一方で、退位後は「二重権威」への懸念から、公務や一般参賀、園遊会などにはほとんど出席しなくなると考えられている。上皇、上皇后となった2人の姿を目にする機会は減るわけだが、ある宮内庁関係者は「お姿を見るチャンスがゼロとは限らない」と話す。

「皇居や赤坂御用地では、敷地内の清掃活動などを行なう勤労奉仕を募集(※注/人数など諸条件あり)しています。参加すると、皇居では両陛下、赤坂御用地では皇太子殿下との『ご会釈』の時間がある。

 仮に高輪皇族邸でも勤労奉仕が行なわれることになれば、退位後の両陛下のご会釈があるかもしれません」

※週刊ポスト2018年8月17・24日号

関連記事

トピックス

都内の人気カフェで目撃された田中将大&里田まい夫妻(時事通信フォト/HPより))
《ファーム暮らしの夫と妻・里田まい》巨人・田中将大が人気カフェデートで見せた束の間の微笑…日米通算200勝を目前に「1軍から声が掛からない事情」
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト)
《横綱昇進》祖父が語る“怪物”大の里の子ども時代「生まれたときから大きく、朝ご飯は2回」「負けず嫌いじゃなかった」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヤクザが路上で客引きをしていた男性を脅すのにトクリュウを呼んで逮捕された(時事通信フォト)
《ヤクザとトクリュウの上下関係が不明に》大阪ミナミでトクリュウを集めて客引き男性を脅して暴力団幹部が逮捕 この事件で”用心棒”はどっちだったのか 
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト))
《地元秘話》横綱昇進の“怪物”大の里は唯一無二の愛されキャラ「トイレにひとりで行けないくらい怖がり」「友達も多くてニコニコしてかわいい子だったわ」
NEWSポストセブン
ミスタープロ野球として、日本中から愛された長嶋茂雄さんが6月3日、89才で亡くなった
長島三奈さん、自身の誕生日に父・長嶋茂雄さんが死去 どんな思いで偉大すぎる父を長年サポートし続けてきたのか
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
金髪美女インフルエンサー(26)が “性的暴力を助長する”と批判殺到の「ふれあい動物園」企画直前にアカウント停止《1000人以上の男性と関係を持つ企画で話題に》
NEWSポストセブン
逮捕された波多野佑哉容疑者(共同通信)。現場になったラブホテル
《名古屋・美人局殺人》「事件現場の“女子大エリア”は治安が悪い」金髪ロングヘアの容疑者女性(19)が被害男性(32)に密着し…事件30分前に見せていた“親密そうな様子”
NEWSポストセブン
東京・昭島市周辺地域の下水処理を行っている多摩川上流水再生センター
《ウンコは資源》排泄大国ニッポンが抱える“黄金の資源”を活用できてない問題「江戸時代の取引金額は10億円前後」「北朝鮮では売買・窃盗の対象にも」
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン