スポーツ

夏の甲子園、優勝を狙う強豪6校とその注目選手たち

智弁和歌山の林晃汰

 100回を迎えた夏の甲子園。史上初となる2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭に、50メートル5秒7の藤原恭大(きょうた)、“二刀流”の根尾昂(あきら)、150キロに迫る豪腕・柿木蓮といったプロ注目の選手が集中しているが、目を向けるべき選手はまだまだいる。ノンフィクションライターの柳川悠二氏が、注目の優勝候補と注目選手を解説する。

 * * *
 大会2日目に登場する大阪桐蔭では今秋のドラフト候補たちではなく、大学進学を予定している主将の中川卓也に注目したい。

 昨夏の甲子園において、大阪桐蔭は3回戦で仙台育英に敗れた。1対0とリードした9回裏2死の状況で、一塁を守っていた中川が遊撃手からのボールを捕る際にベースを踏み損ね、その後、逆転サヨナラ打を浴びた。中川は、「野球は最後のアウトを取るまで何が起こるか分からない。あの日から、あらゆるプレーで『100%の確認』を徹底してきました」と振り返る。春の王者に慢心はない。

 その“一強”を追う第2グループに位置づけられるのが、センバツ決勝で大阪桐蔭に敗れた智弁和歌山、そして関東の私学4強だ。「打高投低」の今大会を象徴するように、いずれも注目スラッガーを揃える。

 歴代最多となる甲子園通算68勝の智弁和歌山・高嶋仁監督は「(右の好投手が揃う)大阪桐蔭攻略の鍵は『左打者』が握る」と話し、林晃汰に大きな期待を寄せる。飛距離は世代ナンバーワンで広角にボールを運ぶ器用さもあるが、センバツは5試合でわずか4安打(1本塁打)。甲子園での屈辱は、甲子園で晴らすしかない。

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン