小室さんは今日は来ないのかと首をかしげていると、驚きの事実が耳に入ってきた。「小室さんは、すでに秋篠宮邸にいる」──。一体どこから入ったのかと訝しんだ記者たちは、その「門」の名前を聞いて顔色を変えた。
「多くの報道陣が待ち構えていたのは、赤坂御用地にある6つの門のうちの『巽門』でした。秋篠宮邸のすぐ近くにあり、秋篠宮ご一家が出入りされるのはもちろん、宮邸を訪れるほとんどの人が使います。小室さんもこれまではこの門から出入りしていました。ただ、報道陣は万一のことを考えて、秋篠宮邸へのアクセスがいい『鮫が橋門』や『東門』にも人員を配置していました」(別の皇室記者)
ところが小室さんはそのどの門も通らなかった。『東宮御所正門』を通って赤坂御用地に入っていたのだ。皇室ジャーナリストの山下晋司さんは驚きを隠さない。
「東宮御所とは皇太子ご一家のお住まいのことで、そこに最も近いのが東宮御所正門です。基本的に皇太子ご一家のほかは天皇皇后両陛下や東宮御所の来賓など、ごく限られた人だけが使う門です。他の宮家を訪ねるなど、東宮御所と関係のない人が使うというのは、異例と言っていいでしょう」
その日、皇太子さまと雅子さまは全国高校野球の開会式に出席するため、兵庫県入りされていた。愛子さまもイギリスへ短期留学中だ。
「東宮御所が留守だったとはいえ勝手に通っていいものではありません。皇室のしきたりを軽視するほど、小室さんは重要視される存在なのでしょうか」(宮内庁関係者)
もちろん、東宮御所正門を通るという判断を小室さんが下せるはずがない。
「眞子さまにも決定権はありませんから、秋篠宮ご夫妻の判断ということです。小室さんに堂々と報道陣の前を通ってもらっては困ると考え、報道陣を避けて、迎え入れたとしか見えません」(前出・別の皇室記者)
赤坂御用地に入る小室さんの姿を捉えられなかったテレビ局の報道陣は、「正門」から入ったという情報を聞くと、各社で手分けをして6つの門すべてにカメラを配置。21時過ぎ、秋篠宮家の車に乗り、再び正門をくぐって出てくる小室さんの姿はカメラにおさめられることになった。小室さんの秋篠宮邸への滞在時間は、およそ150分。
「小室さんは、秋篠宮ご夫妻、そして佳子さまともご挨拶はされたようですが、長時間、ご一家と小室さんが一緒に過ごしたとは考えにくい。小室さんは眞子さまとふたりで夕食をとられ、ふたりでお過ごしになった時間もあったようです。次に会えるのがいつになるかはわかりませんから」(皇室ジャーナリスト)
※女性セブン2018年8月23・30日号