国内

小室圭さん 「皇室のしきたり」を破り記者は顔色を変えた

成田空港からアメリカに出発する小室さん

 1876年、アメリカでグラハム・ベルが電話機を発明すると、日本は翌1877年(明治10年)に2台を輸入した。持ち込んだ先は赤坂離宮(東京・元赤坂。現在の赤坂御用地)。敷地内の赤坂御所と青山御所に設置して電話線で結んだ。記念すべきわが国の初通話は、明治天皇と皇后、英昭皇太后(明治天皇の嫡母)のお三方が行ったそうだ。離れているのにまるで隣にいるかのように会話できる──。明治天皇はたいそう驚かれたという。

 それから140年。携帯電話を操り、どこでもいつでも誰にでも連絡できる世の中になった。しかし、皇太子ご一家や秋篠宮ご一家がお住まいになる赤坂御用地を囲む生け垣と塀は、あまりにも高かった。その内で暮らす内親王は、外にいる恋人と携帯電話で頻繁に連絡を取るが、滅多に会うことはできない。

 8月4日夕刻。彼が赤坂御用地の近くまでやってきた。この機会を逃すとしばらく会えないふたり。高い塀を挟んで、こんなふうに携帯電話で連絡を取り合ったのか──。

「たくさんの報道陣が門で待っているみたい」
「どうしたらいい?」
「別の門なら大丈夫かも…」

 眞子さま(26才)との結婚行事が延期中の小室圭さん(26才)の姿が、8月7日、成田空港のロビーにあった。米デトロイト行きのデルタ航空機は出発が3時間も遅れた。なかなか物事はスケジュール通りにいかない──。

「小室さんは7月いっぱいで、勤務先の法律事務所を休職し、留学先のアメリカ・ニューヨークへと出発しました。その直前の週末、眞子さまに直接、“お別れ”を告げるため、会われるのではないかと予想されていました」(皇室記者)

 皇室や宮内庁周辺を取材する記者たちは、8月4日土曜日を慌ただしく迎えた。

 結婚を視野に入れて交際をしているカップルが、長いお別れの前に、一緒の時間を過ごすのは当たり前のことだ。しかし、留学先の大学のウェブサイトから、一度は記載された「フィアンセ」の文字が消された今となっては、そうした“当たり前”にも暗雲が立ちこめる。

「留学先の大学は、返済不要な奨学金を出したり、弁護士資格がないのに弁護士待遇で授業プログラムを受けさせたりするなど、“特別待遇”で小室さんを受け入れます。それは小室さんが皇族の親戚になるという立場を利用したからではないかと、宮内庁周辺で疑念を抱く人もいます。

 そのように、根強く“破談”が囁かれる中、本当に眞子さまが小室さんと会われるのか、疑わしい面もありました」(前出・皇室記者)

 それでも4日の朝には、秋篠宮邸のある赤坂御用地周辺では、記者たちがそのときを待ち構えていた。緊張感が走ったのは17時過ぎ。「小室さんがこちらに向かっているようだ」という情報が駆け巡ったのだ。

◆皇室のしきたりを軽視してまで

 赤坂御用地周辺にいた記者たちは、小室さんがいつ姿を見せるのかとじっと「門」を見つめている。すると19時前、なぜか警備が解除された。配備されていた警察官が次々と門内に引き揚げていく。

関連記事

トピックス

世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
《広瀬すずもピッタリスパッツを普段着で…》「カタチが見える服」と賛否両論の“アスレジャー”が日本でも流行の兆し、専門家は「新しいラグジュアリーという捉え方も」と解説
NEWSポストセブン
浅香さんの自宅から姿を消した内縁の夫・世志凡太氏
《長女が追悼コメント》「父と過ごした日々を誇りに…」老衰で死去の世志凡太さん(享年91)、同居するスリランカ人が自宅で発見
取締役の辞任を発表したフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビ(共同通信社)
《辞任したフジ女性役員に「不適切経費問題」を直撃》社員からは疑問の声が噴出、フジは「ガバナンスの強化を図ってまいります」と回答
NEWSポストセブン
子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《“もう言葉を話すことはない”と医師が宣告》山瀬まみ「子宮体がん」「脳梗塞」からの復帰を支えた俳優・中上雅巳との夫婦同伴姿
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《12月1日がお誕生日》愛子さま、愛に包まれた24年 お宮参り、運動会、木登り、演奏会、運動会…これまでの歩み 
女性セブン
海外セレブの間では「アスレジャー
というファッションジャンルが流行(画像は日本のアスレジャーブランド、RUELLEのInstagramより)
《ぴったりレギンスで街歩き》外国人旅行者の“アスレジャー”ファッションに注意喚起〈多くの国では日常着として定着しているが、日本はそうではない〉
NEWSポストセブン
虐待があった田川市・松原保育園
《保育士10人が幼児を虐待》「麗奈は家で毎日泣いてた。追い詰められて…」逮捕された女性保育士(25)の夫が訴えた“園の職場環境”「ベテランがみんな辞めて頼れる人がおらんくなった」【福岡県田川市】
NEWSポストセブン
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
NEWSポストセブン
アスレジャースタイルで渋谷を歩く女性に街頭インタビュー(左はGettyImages、右はインタビューに応じた現役女子大生のユウコさん提供)
「同級生に笑われたこともある」現役女子大生(19)が「全身レギンス姿」で大学に通う理由…「海外ではだらしないとされる体型でも隠すことはない」日本に「アスレジャー」は定着するのか【海外で議論も】
NEWSポストセブン
中山美穂さんが亡くなってから1周忌が経とうとしている
《逝去から1年…いまだに叶わない墓参り》中山美穂さんが苦手にしていた意外な仕事「収録後に泣いて落ち込んでいました…」元事務所社長が明かした素顔
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)(Instagramより)
《俺のカラダにサインして!》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)のバスが若い男性グループから襲撃被害、本人不在でも“警備員追加”の大混乱に
NEWSポストセブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏の人気座談会(撮影/山崎力夫)
【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会1】阪神・日本シリーズ敗退の原因を分析 「2戦目の先発起用が勝敗を分けた」 中畑氏は絶不調だった大山悠輔に厳しい一言
週刊ポスト