スポーツ

広岡達朗氏、FAで獲った外様コーチが指導者では巨人復活ない

黄金期のOBが古巣に苦言(共同通信社)

 選手による野球用具の窃盗、カラオケでの全裸動画の公開と、相次ぐ不祥事でオーナーの交代にまで発展した読売巨人軍。黄金期を支えた巨人OBながら、現役引退後はヤクルト、西武を監督として日本一に導いた広岡達朗氏(86)は、現在の巨人をどう見るか。

 * * *
 いまの巨人は、岡本(和真、22)があの守備力ではファーストしか守れず、サードではヘタな外国人(マギー、35)がポジションをもらっている。キャプテンの坂本(勇人、29)は負傷で1か月ほど休むらしい。こんな連中は、昔なら確実にレギュラー剥奪ですよ。

 強い時代の巨人は、私がショートを守っているのに、同じポジションに次から次へと新人を獲ってくる。キャッチャーの森(祇晶)なんか、六大学のスターを次から次へとライバルにあてがわれたが、みんな蹴散らしたものです。

 最大の問題は、選手の伸びしろを引き出せない監督やコーチにあると思いますね。ドラ1の大田泰示(28)は、日本ハムに出した途端に活躍し始めたが、これは巨人の恥ですよ。

 先日(7月29日)は、高卒2年目の高田萌生(20)が一軍初先発して炎上した(2回6失点KO)。高田が一軍に上がった理由を、二軍の川相(昌弘)監督に聞いてみると、一軍から“誰かいないか”と要請があって送り込んだという。

 だが、高橋(由伸)監督や一軍のコーチは、二軍球場に見にも来てないというから驚いたよ。“二軍監督が推薦するから使ったが、良くなかったので二軍に送り返す”というもので、高橋監督にまったく責任感がない。

関連記事

トピックス

二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
福地紘人容疑者(共同通信社)
《“闇バイト”連続強盗》「処世術やカリスマ性」でトップ1%の “エリート模範囚” に…元服役囚が明かす指示役・福地紘人容疑者(26)の服役少年時代「タイマン張ったら死んじゃった」
NEWSポストセブン
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン
「交際関係とコーチ契約を解消する」と発表した都玲華(Getty Images)
女子ゴルフ・都玲華、30歳差コーチとの“禁断愛”に両親は複雑な思いか “さくらパパ”横峯良郎氏は「痛いほどわかる」「娘がこんなことになったらと考えると…」
週刊ポスト
話題を呼んだ「金ピカ辰己」(時事通信フォト)
《オファーが来ない…楽天・辰己涼介の厳しいFA戦線》他球団が二の足を踏む「球場外の立ち振る舞い」「海外志向」 YouTuber妻は献身サポート
NEWSポストセブン