「高橋由伸監督(43)は今年が3年契約の最終年。首位広島に約10ゲーム差をつけられ、CS進出の可能性は十分にある一方で、仮に4位以下になれば2年連続Bクラスという、同一監督では球団史上初の失態です。
巨人では監督のシーズン途中休養の前例がないため最後まで采配を振るうでしょうが、このままではオフの監督交代が現実味を帯びてくる。原さんの3度目の就任も噂されていますが、松井本人の心情に変化の兆しが見える今の状況で、長嶋さんが松井監督誕生を熱望すれば、可能性はないとは言い切れません」(同前)
さらにいえば2年後の東京五輪の競技種目に、野球は名を連ねている。脳梗塞でアテネ五輪代表の監督を辞退した長嶋氏としては、母国開催の五輪に寄せる思いには並々ならぬものがあるだろう。侍ジャパンの活躍に拍手を送るミスターの元気な姿を見たい。
※週刊ポスト2018年8月31日号