なぜ彼らがこうなってしまうのか。そもそも、ハイスペ男性で結婚願望がある人は経験上、多数派ではない。「結婚願望はあるよ」とはいうものの、「死ぬまでに1度できればいい」というくらいが本音で、彼女との間で子供ができて、決めざるを得なくなったら考えようくらいにしか思ってない男が8割、いや9割だと思う。
彼らは、家ではハウスキーパーを雇っているし、土日はゴルフ、趣味や飲み会で女の選択肢も有り余っている。結婚という道をわざわざ選ぶメリットがないのだ。そして結婚すると、妻が「優秀なハウスキーパー」になると思っている。彼ら自身、仕事を完璧にやれるから稼いでいるわけで、それを妻もできて当然だと思っているのだ。
ハイスペ男性が変身した「神経質パパ」の本質は「完璧な仕事人間」なのである。彼ら自らが子育てにコミットしてくれればいいのだが……。