「和也のことは気になりますね(笑い)。寿退社した主人公をその日に振るエリート商社マンの役なのですが、その最低さにリアリティーがあります。別れたはずなのに、さやかに彼氏ができると連絡をして気を引こうとしたり、新しい彼女と元カノが鉢合わせたときにどちらもかばわなかったり…。ドラマに出てくる男子は、『かっこいい!』とときめくだけじゃなくて、『ほんとに最低!』って叫んでストレス発散するって楽しみ方もあるんですよね」
息子3人を東大医学部に入れた“佐藤ママ”こと佐藤亮子さんはこう話す。
「『ヒモメン』(テレビ朝日系、窪田正孝演じるヒモ男が主人公)を見るとイライラしちゃって(笑い)。私は『健康で文化的な最低限度の生活』(関西テレビ・火曜21時~)の田中圭さん(34才)と『チア☆ダン』(TBS系・金曜22時~)のオダギリジョーさんが好き。とくにオダギリさんは作品によっては変な髪形をしたりするけれど、今回は先生の役だからまともですよね(笑い)。ちゃんとした格好をすると格段にかっこいいな、と思いながら見ています」
精神科医の片田珠美さんも、「マジメ男子」に一票。
「たとえ出世しなくても仕事に一生懸命な姿はキュンとくる。イチオシは、『遺留捜査』(テレビ朝日系・木曜20時~)の上川隆也(53才)。鋭い観察眼を持ちながらもマイペースな性格の刑事を演じていて、かばんを斜めがけにして捜査に走り回る姿が、ものすごくかわいいんです」
イケメン評論家の沖直実さんも、王道イケメンを支持。
「今期なら、『グッド・ドクター』(フジテレビ系・木曜22時~)の新堂役・山崎賢人くんが素晴らしい! 今までキラキラした役が多かった彼が、障害のある役を演じていますが、その演技がすごく切なくて、目が離せない。山崎くんだけじゃなく、志尊淳くんや瀬戸康史くんのような演技力のあるベビーフェイス男子もいいですよね。子犬のようで、守ってもらいたいというより、自分が連れ歩きたい。私が頑張るからいいよっていう女性の気持ちにフィットするんじゃないでしょうか」
※女性セブン2018年9月20日号