「昔のような人気がなくなった証拠でしょう。毎日テレビ中継で視聴率20%を稼いでいた時代に、今の野球をしていたら数字がガタ落ちしていたはず。高橋監督は、巨人人気が落ちてきたことで助かっている面もある。また、球団にもファンにも、急遽現役を引退させ、監督に就任させてしまったという負い目がある。
だからといって、勝てていないことは事実。1980年の長嶋監督はラスト10試合を8勝2敗で乗り切り、3位になった。希望が見えた上での解任だったので、世論の反発もあった。高橋監督が残り試合でAクラスを確保できなければ、来季のVなんて夢のまた夢でしょう」
後任には、前監督の原辰徳氏や前DeNA監督の中畑清氏などの名前が挙がっている。
「今の巨人は落合博満氏を据えるくらいの抜本的な改革を行なわない限り、来季の優勝は望めない。FAで巨人に良い選手が来る時代でもなくなったし、補強の効果ですぐ優勝できるとは思えない。体質を変えないと低迷から抜け出せない」
数週間後、どんな結論が出ているのか。