もし田原がジャニーズ事務所に今も残っていたら、現在のように毎年シングルを発売し、コンサート、ディナーショーというファンに会える機会を作れていたかどうか、大いに疑問が残る。ステージに立てなければ、57歳になってもライブで2時間歌って踊り続け、当時の曲を当時のまま再現できるアイドル性を保てていたか。

 歴史に“もし”はない。周囲は「ジャニーズ事務所に残っていれば……」と勝手な妄想をしてしまうが、田原俊彦の気持ちや置かれた状況は田原俊彦にしかわからない。

 1人の男は自ら下した決断に、キッパリと「あのまま残っていたら、今の田原はない」と言い切った。それが、全ての答えである。

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