芸能

樹木希林さん告別式で本木雅弘が明かした最期──全文掲載

会見で希林さんの最期を明かした本木雅弘

 樹木希林さん(享年75)の告別式が9月30日、東京・光林寺で開かれた。娘・内田也哉子(42才)の夫である本木雅弘(52才)は、告別式の直前に囲み取材を受け、樹木さんの最期の様子を明らかにした。ここでは、本木雅弘が会見で話した全文を掲載する──。

 * * *
 家族としては落ち着いて振り返る暇が、心に余裕がまだない状態ですが、報道で皆さんがいろいろな形で取り上げてくださっているので、樹木さんの若かりし時代のことも含め、私たちが知らないエピソードがたくさん出てきて…なんだかまだ生きているような気分でいます。

 正直いいますと、実は春のうちに余命宣告がされており、私たち家族もそのことと向き合いながら、また樹木さんご自身の哲学である“自然に朽ちていきたい”という強い思いがあったので、それを受け止めるのに、家族もちょっと時間がかかるところがあったんです。「今年1年もつかもたないか、場合によっては2~3か月ということもある」という話で、ある意味すがすがしくそれを語っておられて、「もうこれはハッキリしたから、いろいろと私も準備を進めるわね」という姿勢でした。

(準備とは)樹木さん自身が、自分の体、仕事とどういうふうに向き合って決着をつけていくかということも含め、具体的に、「遺産のこともあなたたちが困らないようにきちんとする」「お葬式が私の好きな光林寺でできるかどうか確かめましょう」と。すぐに、私たちも一緒に下見に行き、確認して。「お葬式の内容は残された人たちのことだから、あなたたちが勝手にやってちょうだい。てゆーかこれ、私が先か裕也が先か、どっちかわからない話よ」とあっけらかんとしながらも、「あぁ、よかった。これでお葬式もできるのね。もうこれはオッケー、はい、次」というような感じで月日が進みまして。回復に向かいつつも、とても考えさせられる場面はありながらの1か月でした。

 体が弱っていく中でも、樹木さんは“延命に繋がる治療はしたくない”と決めていたので、基本的には痛みを和らげる緩和ケアを中心に行い、薬の使い方もとてもデリケートに調整していただき、とにかく樹木さん自身が、正常な意識でいられる範囲内で治療していただきました。

関連記事

トピックス

一家の大黒柱として弟2人を支えてきた横山裕
「3人そろって隠れ家寿司屋に…」SUPER EIGHT・横山裕、取材班が目撃した“兄弟愛” と“一家の大黒柱”エピソード「弟の大学費用も全部出した」
NEWSポストセブン
犬も猫も嫌いではないが……(イメージ)
《ペットが苦手な人たちが孤立化》犬の散歩マナーをお願いしたら「ペットにうるさい家、心が狭い」と近所で噂に 猫カフェの臭い問題を指摘したら「理解がない、現代は違う」と居直る店も
NEWSポストセブン
ノーヘルで自転車を立ち漕ぎする悠仁さま
《立ち漕ぎで疾走》キャンパスで悠仁さまが“ノーヘル自転車運転” 目撃者は「すぐ後ろからSPたちが自転車で追いかける姿が新鮮でした」
週刊ポスト
無期限の活動休止を発表した国分太一
「こんなロケ弁なんて食べられない」『男子ごはん』出演の国分太一、現場スタッフに伝えた“プロ意識”…若手はヒソヒソ声で「今日の太一さんの機嫌はどう?」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《模擬店では「ベビー核テラ」を販売》「悠仁さまを話題作りの道具にしてはいけない!」筑波大の学園祭で巻き起こった“議論”と“ご学友たちの思いやり”
NEWSポストセブン
1993年、第19代クラリオンガールを務めた立河宜子さん
《芸能界を離れて24年ぶりのインタビュー》人気番組『ワンダフル』MCの元タレント立河宜子が明かした現在の仕事、離婚を経て「1日を楽しんで生きていこう」4度の手術を乗り越えた“人生の分岐点”
NEWSポストセブン
浅田美代子(左)と原菜乃華が特別対談(撮影/井上たろう)
《NHK朝ドラ『あんぱん』特別対談》くらばあ役・浅田美代子×メイコ役・原菜乃華、思い出の場面を振り返る「豪ちゃんが戦死した時は辛かった」「目が腫れるくらい泣きました」
週刊ポスト
元KAT-TUNの亀梨和也との関係でも注目される田中みな実
《亀梨和也との交際の行方は…》田中みな実(38)が美脚パンツスタイルで“高級スーパー爆買い”の昼下がり 「紙袋3袋の食材」は誰と?
NEWSポストセブン
5月6日、ニューメキシコ州で麻薬取締局と地区連邦検事局が数百万錠のフェンタニル錠剤と400万ドルを押収したとボンディ司法長官(右)が発表した(EPA=時事)
《衝撃報道》合成麻薬「フェンタニル」が名古屋を拠点にアメリカに密輸か 日本でも薬物汚染広がる可能性、中毒者の目撃情報も飛び交う
NEWSポストセブン
カトパンこと加藤綾子アナ
《慶應卒イケメン2代目の会社で“陳列を強制”か》加藤綾子アナ『ロピア』社長夫人として2年半ぶりテレビ復帰明けで“思わぬ逆風”
NEWSポストセブン
2人の間にはあるトラブルが起きていた
《2人で滑れて幸せだった》SNS更新続ける浅田真央と2週間沈黙を貫いた村上佳菜子…“断絶”報道も「姉であり親友であり尊敬する人」への想い
NEWSポストセブン
ピンク色のシンプルなTシャツに黒のパンツ、足元はスニーカーというラフな格好
高岡早紀(52)夜の港区で見せた圧巻のすっぴん美肌 衰え知らずの美貌を支える「2時間の鬼トレーニング」とは
NEWSポストセブン