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2018.10.07 07:00  NEWSポストセブン

被災地支援、歌の感覚… 泉谷しげるが語る「さだまさし論」

泉谷しげるが色紙に書いた「さだまさしで一言」


 で、何か一緒にやらなくちゃいけないから、どれにしようかと思って聴いてるんだけど、いちいち難しい(笑)。具体的に言うと、ロックと譜割りが違う。オレらは2ビートか4ビート。正拍が基本なの。

 ところがアイツの歌は正拍じゃない。一音にいっぱい言葉を乗せているし、1番と2番の歌詞でも乗せ方が違う。途中でテンポが変わることも多い。完コピなんてできっこない。それで、「まあこれなら歌えるな」という理由で、『案山子』を選びました。

 一所懸命覚えてさ、必死に練習してさ、気づいたら朝の4時になっててさ、リハーサルで歌ったら、あのヤロウ、「『友達出来たかい』じゃない。『か』だ」と。うるせぇな、細かいこと言うな。いいじゃねぇか、一文字くらい(笑)。

 そしたら本番でも「かい」ってやってしまった。「だから『かい』じゃない。『か』」だと。うるせぇな、コイツ(笑)。さだがNHKでやってる生の番組があるだろ? あそこで『案山子』のリベンジをしたよ。完璧に歌って、さだのファンを唸らせてやった。どうだ、コノヤロウ。

 さだのもうひとつ面白いところは、大都市から離れた町に行きたがるところだよな。スケジュールを見せてもらって驚いたんだけど、もうビッシリ。「お前、そんな離れ小島まで行くのか」って言ったら、アイツ、こんなこと言ったね。「いや、だって大都会でやったって当たり前の評価しか得られない。田舎では歴史的な大歓迎をされる」

「小泉進次郎か、お前は」ってツッコんでやったけどな(笑)。誰も行きそうもないところを進んで訪れるという精神は、震災の支援活動と一緒なわけ。あれだって、人が行きたがらないところに行く、やりたがらないことをやる、っていうのがいちばんありがたいわけだから。

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